まえがき 甲状腺の病気は良く調べるとかなり頻度の多いものですが、良性の病気が多いので医師の間でもあまり重要視されない場合が多いようです。また癌であっても適切な治療さえすれば命にかかわる事は非常に少なく、たとえ頚部の癌を手術で取りきれない場合でも肺に転移がある場合でも5年生存率が60%近いなど「普通の医学の常識」に合わないことが多いので様々な誤解があるようです。素人のための甲状腺疾患の本はすでに何冊か刊行されていますが、日常の診療にお忙しい一般医のための日本語で出版された本が少なく、内分泌学の内科の先生が編集することが多いので、最近重要性を増して来た腫瘍や手術についてはしばしばあまりページを割いていないか、大雑把な章の組み合わせになっているようです。また医学関係の教育を受けた看護師や検査技師、放射線技師などにも分かりやすい書物もありません。それらの要望に答えられる本の必要性を痛感してこの解説
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