親に無断で出国した16歳の米国人女子高生が、ヨルダンのアンマン空港で保護された。成績優秀でスポーツも得意という彼女が、なぜ中東に向かったのか。その答えは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で知り合ったイスラエルのヨルダン川西岸に住むパレスチナ人男性に会うためだったのだ。 この少女は、ミシガン州に母親と住むキャサリン・レスターさん。キャサリンさんは、今年末に日本上陸が予定されている米国最大のSNS「マイスペース」で、3月にその男性と知り合った。何度かやり取りをするうちに恋心を抱くようになったのだけれど、相手が住んでいるのはイスラエル。距離もさることながら、情勢が不安定な国だけに母親の反対は必至なのだ。そのため、キャサリンさんは思いきった行動に出た。 まず、4月に「カナダに友達と旅行に行く」と母親をだましてパスポートを入手。このウソは6月になって母親が友達の家に電話したことから発