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ブックマーク / tanakanews.com (5)

  • ロシアの石油利権をめぐる戦い

  • イスラエルとロスチャイルドの百年戦争

    2005年6月22日 田中 宇 記事の無料メール配信 パレスチナの町ラマラの郊外に「バロウ交差点」という場所がある。パレスチナ人の自治区であるラマラ市内と、その外に広がるイスラエル軍政地域との境界線にあたる地点だ。この交差点は、ラマラに住むパレスチナ人の若者や子供たちが、軍政地域の側にいるイスラエル軍のジープや戦車に向かって投石を行う「インティファーダ」の闘争場所の一つとして知られていた。 (パレスチナ人の抵抗運動である「インティファーダ」は、2004年暮れにアラファトが死去した後、パレスチナの後継政権であるアッバス政権とイスラエルのシャロン政権の交渉開始とともに、休止されている) 私が最初にバロウ交差点を訪れたのは2001年1月のことだ。そこで印象的だったのは、投石を行う若者たちが、ジャーナリストとおぼしき人々がやってくると投石を行うが、そうでないときは投石をしないことだった。 私は日を

  • 分解するイスラエル:2種類のユダヤ人

    イスラエル3大都市の一つ、テルアビブは、地中海に面した、すごしやすい街だ。気温は冬でも10度前後までしか下がらず、夏も30度ぐらいで、海水浴にちょうど良い。 ヘブライ語で「春の丘」という意味を持つこの街は19世紀末、初めてのユダヤ人の町として都市計画され、建設された都市だ。 18世紀末のフランス革命後、西欧では長く続いたユダヤ人に対する弾圧をやめ、ユダヤ人を社会的に受け入れるようになったが、東欧のロシアなどでは、ユダヤ人虐殺(ポグロム)が続いており、西欧のユダヤ人らの協力で、東欧から逃げたユダヤ人が、パレスチナ(今のイスラエル)へと移住する動きが、19世紀末になって始まった。 そうした流れの中で、テルアビブの都市建設も開始された。今世紀に入り、ナチスによるホロコーストが始まると、ヨーロッパから何万人ものユダヤ人が移住し、街が拡大していったが、計画的に作られた町であるため、ゆったりとカーブす

  • 政治の道具としてのテロ戦争

    2005年8月23日 田中 宇 記事の無料メール配信 この記事は「アルカイダは諜報機関の作りもの」の続きです。 前回の記事で「テロ戦争」とはアメリカなどの諜報機関が世界支配の強化のために仕掛けている作戦のようだと書いたが、だとしたら、諜報機関はどうやって自爆テロ志願者を集めているのだろうか。 その答えとなりそうなのは、最近、米英当局者が言い出した「アルカイダはテロ計画の立案実行には関与せず、単にテロを誘発するイスラム原理主義の理念をばらまいているだけの存在である」という分析である。これはビンラディンは「資論」のカール・マルクスと同様、革命的な理念を表明しただけで、実際の革命(テロ)活動は、その理念に感化された人々が勝手に行っている、という見方である。(関連記事) 「アルカイダは、ネットワークではなく、ウイルスのようなものだ」という主張も出てきた。世界各地にばらばらに存在するイスラム過激派

  • アルカイダは諜報機関の作りもの

    2005年8月18日 田中 宇 記事の無料メール配信 トルコ南部の地中海岸の港町アンタルヤは、地中海を航行するクルーザーが多く寄港する観光地である。最近、この町の港の近くの家で火事が発生し、警察が火事の原因を調べてみると、家の中から750キログラムもの爆弾が見つかった。(関連記事) この事件でトルコ当局は、ルアイ・サクラ(Lu'ai Sakra)というシリア人の男を逮捕し、尋問した。するとサクラは、自分はアルカイダの幹部で、アンタルヤに入港するイスラエル人のクルーザーに爆弾を積んだ小船を突っ込ませて爆破テロを行う計画だったと自白した。そればかりでなく、昨年11月にトルコのイスタンブールでイギリス系銀行やユダヤ教の礼拝所が爆破された同時多発テロ事件に関与したほか、911事件にも実行犯たちにパスポートを用意するなど関与したことも明らかにした。 サクラは「アルカイダで5番目に重要な人物」として報

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