日本で発売されている非定型抗精神病薬5剤のうち、最も高プロラクチン血症を来すのはリスパダールである。他の薬剤はプロラクチンがあまり上がらないか、上がっても一時的ですぐに下がると言われる。 リスパダールはD2受容体に強くしかも持続的に結合しているため高プロラクチン血症を来すと言われているが、実は他の要因もある。このエントリではこれについて取り上げたい。 脳は異物から保護されるシステムになっていて、血液中に有害物質が侵入しても容易に脳内に移行しない。このシステムを血液脳関門と言う。血液脳関門は、blood-brain barrier(BBB)と呼ばれ、中枢神経の毛細血管内皮細胞が関係しているなど諸説ある。このバリアは炎症が生じると崩れる傾向があり、脳内の感染症が起こった場合、通常はほとんど血液脳関門を超えて移行しない抗生剤もどんどん入れるようになるので、薬物治療的にはうまくできていると思う。こ
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