時津風親方を事情聴取、県警と食い違い 北の湖理事長からの事情聴取を終え神妙な面持ちで引き揚げる時津風親方 大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山(当時17=本名・斉藤俊さん)が急死した問題で、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は1日、東京・両国国技館で時津風親方(57=小結双津竜)への事情聴取を行った。同親方は「ビール瓶」と「金属バット」による殴打は認めたが、愛知県警の調べによる関係者証言とは食い違いを見せた。「けいこ中の事故」との見解を崩さず、けいこの行き過ぎや暴行についての反省の弁もなかった。一方、北の湖理事長(元横綱)は、一両日中に臨時理事会を開いて時津風親方を解雇する方針を固めた。 北の湖理事長による事情聴取は、両国国技館内の理事長室で午後3時15分から約1時間45分に及んだ。8月下旬から愛知県警に捜査協力している武蔵川事業部長(元横綱三重ノ海)と伊勢ノ海理事(元関脇藤ノ川)、協会
時津風部屋の力士急死問題を巡り、日本相撲協会は文部科学省から異例の指導を受けた。「『国技はく奪』突きつけられた」と報じたメディアもある。2007年初頭から続く「八百長」報道・告訴騒動、朝青龍「仮病」疑惑、取材証没収問題の対応について、協会は世論から「批判のつっぱり」を受け続けてきた。力士急死が傷害致死事件に発展しそうな局面を迎え、協会は「土俵際」に追い込まれている。 文科省が「異例」の協会指導 07年9月28日、文科省は協会の北の湖理事長を呼び出し、時津風部屋の力士、時太山が「けいこ中に急死」した問題の独自調査や関係者処分などを求める指導を行った。文科省によると、理事長を呼び出した上でここまで具体的に相撲協会を指導するのは「恐らく初めてではないか」という。警察任せにしようとする協会の姿勢に業を煮やしての処置とも受け取れる。 渡海紀三朗文科相と北の湖理事長が会談した様子はテレビでも報道され、
元力士が告発、時津風親方金銭に執着 現在の仕事の上司(右)とともに雨の中を歩く元力士(中央) 大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山(当時17=本名・斉藤俊さん)が急死した問題で、05年秋まで同部屋にいた元力士が9月30日、同部屋のあしき体質を「告発」した。この元力士(20)は兄弟子による度重なる暴力に耐え切れず、「このままでは死んでしまう」と計3度部屋を脱走。引退が決まると、時津風親方(57=元小結双津竜)から着物代、食料費などの名目で約100万円の返還請求があったことも明らかにした。 大分県出身の元力士は、03年3月に時津風部屋に入門した。時津風親方が、先代から部屋を継承して間もなくで、この元力士は同親方が入門させた「一番弟子」だった。 元力士 前相撲(03年春場所)までは、みんな優しく、自分はお客さん扱いでした。でも、出世披露が終わって番付にしこ名が載った途端、兄弟子の態度がガラリと変
力士リンチ死 時津風親方見殺しか 6月28日、時太山が倒れたけいこ場の前で記者会見する時津風親方=愛知県犬山市 大相撲の時津風部屋の時太山=ときたいざん、当時17歳、本名斉藤俊(たかし)さん=が急死した問題で、死亡直前、師匠の時津風親方(57)=元小結双津竜=が兄弟子らを遠ざけ、斉藤さんと2人になりながら介抱せず、病院の搬送もすぐに指示しなかったことが29日、関係者の話で分かった。死亡後、自身の金属バットによる暴行を兄弟子らに口止めしていたことも判明。愛知県警は立件に向けて最終的な詰めの捜査を進めている。 時津風親方が、斉藤さんを見殺しにしていた可能性が出てきた。 県警や複数の関係者によると、名古屋場所を前にした6月26日午前10時ごろ、愛知県犬山市の時津風部屋で朝げいこが終了。時津風親方の指示で4、5人の兄弟子が残され、斉藤さんと“かわいがり”と呼ばれる集中的なぶつかりげいこが始まっ
角界は土俵外の騒動のほうがにぎやかだ。横綱朝青龍の"仮病サッカー処分"に続いて時津風部屋もリンチ殺人事件。国技・大相撲の実態は本場所よりも注目されている。 朝ズバッ!は「解雇」処分が確実となり、相撲界から永久追放されることになる時津風親方の続報。 続報ばかりではつまらないわけで、番組では角界全体が悲鳴を上げている"時津風ショック"を取り上げた。「こんな世界に夢はない」と入門志願者が続々と辞退しているという。 「3人の中学生から入門辞退の申し出がありました。来春入門予定でしたが、3人とも高校に行くことを決意したそうです」(ある部屋のおかみさん) 「うちでも将来有望な高校生をスカウトする予定だった。こんな事件が起ったから多分ダメだろう。ただでさえ少子化で人が集まらないのに、これは相撲界の大変な危機だ」(B親方) 新弟子検査の受験者数のグラフを手にしてみのもんた。 「1991年には234人でした
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