「萌え」っていうのはオタクジャンルの人たちに与えられた、初めての「欲情語彙」だったんじゃないかなと思う。 この記事は2008年なんですが、そのころのブログには「萌えとは欲情の言い換えである」ということはいろいろなところで言われていました。 ブコメに「トラウマがあるんじゃないのか」「被害妄想」「エロいという気持ちである性欲を肯定して揚げてください」というようなことが書かれていました。 実際には、トラウマや被害体験は関係があるかもしれないし、ないかもしれません。あってもなくても、わたしの言いたいことを読み取る結果が変わるとは思えないのです。普通にとれば「トラウマや被害妄想があるに違いない」というのは「だから、この人の言うことは、トラウマを原因とする偏見があるから聞かなくていい」につながり、結局「トラウマのあるやつは黙れ」というメッセージになります。 「トラウマがあるからオタクをたたくんだ」とい