日本では治療薬候補とされる薬「フサン」について、変異ウイルスにも効く可能性があるという実験結果が出たことが分かりました。 変異株への懸念が高まるなか、“治療薬”に朗報です。 東京大学・井上教授の研究チームが臨床研究を進めているフサン。このフサンが変異ウイルスにも効く可能性があると分かったのです。 国内ですでに30年以上、膵炎(すいえん)などの治療に使われてきたフサンですが、コロナ治療で期待されているのは、その“ブロック効果”です。 単独で増殖することができないウイルスはヒトなどの細胞に侵入して細胞を乗っ取るカタチで数を増やし、別の細胞に侵入したり、飛散したりします。 アビガンなどがこの増殖を抑える効果があるのに対し、フサンは細胞への侵入自体を防げる可能性があります。 4つのウイルスに対するフサンの効果を示したグラフ。グラフのオレンジ色の線が従来型、黄色が南アフリカ型、青色がインド型です。右
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