人類が消えてから… 2日後 水の汲み上げがストップすることにより、ニューヨークの地下鉄は完全に水浸しになる。 7日後 原子炉の冷却水を循環させる発電機の非常用燃料が尽きる… 1年後 電波塔の警告ランプの点滅や、高圧線の電流が止まる。 これにより今まで世界で何十億羽と死んでいた鳥たちが死ななくなる。 燃え尽きた原子炉の周囲に、動物たちが戻ってくる。 3年後 暖房熱が失われた寒冷地では、とうとう水道管が破裂しはじめる。 収縮・膨張を繰りかえした建築物はきしみが出るようになり、屋根と壁の間に隙間ができる。 暖房の無くなった寒冷地では、冬を1〜2度越すとゴキブリが全滅してしまう。 20年後 10年前に雨漏りが始まっていた屋根は、もうすでに消えている。 100年後 線路や道路を支える鉄柱が腐食し、湾曲する。 パナマ運河が埋まっていき、大陸が再結合しはじめる。 野菜は味の悪い野生の品種に戻っていく。