出たばかりの本ですが、とても面白かったです。 中東欧音楽の回路―ロマ・クレズマー・20世紀の前衛 作者: 伊東信宏出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/03/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (20件) を見る 伊東さんが東欧の民族/民俗音楽、シャガールの絵に出てくるクレズマーのヴァイオリンやトランシルヴァニアのロマのブラスバンド、エネスク等々を調べていらっしゃることは、ザ・フェニックスホールのレクチャーコンサートなどで断片的に知ってはいて、そのときのお話も含まれていますが、こんな風に関心が広がっていたとは……。 私自身は、ついつい「大栗裕の話に応用できるところはないだろうか」と実利的な関心が先に立ってしまったのですが、 (例えば第2章で取り上げられたストラヴィンスキー「結婚」を日本で初演したのは、あまり知られていないこと&情報が乏しい公演なのですが、おそらく、1955
今日、ふと思ったのだが、riskに対応する日本語ってないんですね。 「危険」が一番近いかな? でも危険はdanger。 riskは危ないかどうかじゃなくて確率論の話。「望ましくない結果となる確率が高い」ことがrisky。 前も書いたような気がするが、高層ビルの屋上から飛び降りるのはno risk。必ず死ぬから。自殺するんだったら、「望ましくない結果」=「生き残ってしまう」だが、その確率はゼロだからno risk。 ・・・・・というのはちょっと嘘で、New Yorkで47階から落ちて生き延びた人がいるので、バビルの塔ならぬDubaiの160階建てのビルくらいまで行かないと実はリスクがあるかも。 もとい、リスクという概念がそもそも存在しない国の人に「リスクを取れ」といってもなかなか上手くいきそうにないですなぁ。「むやみに危ないことをしろ」って言われてるみたいですもんね。 <関連過去エントリー>
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