有機化学系大学院生にとってメインの仕事は自分の研究テーマの実験をすることですが、それだけだと知識の幅が狭くなってしまうこともあります。そこで ウォーレン有機化学 や 大学院講義有機化学 などの教科書や論文を読んで勉強することになります。 教科書は体系的によくまとまっており、また内容も幅広くとても勉強になるものです。一方で、場合によっては情報が少し古かったり、より専門的に突っ込んだ内容が知りたいこともあるでしょう。そういった場合に、世界の有機化学の先生の講義資料が役に立つこともありますので、講義資料を公開している研究室を少し紹介したいと思います。 ◆ David A. Evans 教授の講義資料 種々の反応についての講義資料。全 35 回。 ◆ Alan C. Spivey 教授の講義資料 立体電子効果、生合成と全合成、芳香族化学、コンビナトリアル化学などなど。 ◆ 武田 敬 教授らの講義資