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Literatureに関するhtktyoのブックマーク (108)

  • 文学理論入門 第十二回講義

  • 『世界文学とは何か?』/デイヴィッド・ダムロッシュ - 空中キャンプ

    米大学教授の著者が「世界文学」を新たに定義し、その読み解き方を解説していく一冊。とてもおもしろかった! 刺激的なテキストでした。『世界文学とは何か?』というのタイトルからは、なんとなくですが「非英語圏の作品を含めた小説群を解説する」というイメージがあるとおもいます。しかし、実際にこのテキストで論じられているのは「ある文学作品を言語Aから言語Bに訳すことで、いったい何が起こるのか」についてであり、ひとつの作品が言語や文化圏を越えて移動していくというプロセスをどのように捉えればいいのかという翻訳論でした。価格がやや高いこともあり、誰にでもすすめられるわけではないのですが、海外文学や翻訳に興味のある方であればスムーズに読める解説書だとおもいます。 翻訳論としてのこのテキストがまず取り上げるのは、アッシリア遺跡で見つかった『ギルガメッシュ叙情詩』が書かれた粘土版発掘についてである。意外性のある、

  • ラテンアメリカ十大小説

    垂涎の狩場ガイド、繰るたびに嬉しい悲鳴。 特別意識してなかったにもかかわらず、「これは」というのが結果的にラテンアメリカ圏だったことは、よくある。幻想譚や劇薬小説が「ど真ん中」で、めくるたびハートをワシ掴みされる。自他彼我の垣根をとっぱらう、のめりこむ読書、いや毒書を強制されるのがいいんだ。 そしてこれは、ありそでなかったラテンアメリカ文学のガイドブック。ブラジルを除いたラテンアメリカスペイン語圏を中心に、10人の作家の10作品を選び取る。いくつか読んでいるので目星がつく、どれも珠玉級。 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『エル・アレフ』―――記憶の人、書物の人 アレホ・カルペンティエル『失われた足跡』―――魔術的な時間 ミゲル・アンヘル・アストゥリアス『大統領閣下』―――インディオの神話と独裁者 フリオ・コルタサル『石蹴り』―――夢と無意識 ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』―――物語

    ラテンアメリカ十大小説
  • Richard Feynman and The Connection Machine - The Long Now

    Membership: Dashboard Membership Dashboard Members get a snapshot view of new Long Now content with easy access to all their member benefits. Newsletters Membership Newsletters Published monthly, the member newsletter gives in-depth and behind the scenes updates on Long Now's projects. Clock Blog Clock Blog for Members Special updates on the 10,000 Year Clock project are posted on the members only

  • 『大きな熊が来る前に、おやすみ。』島本理生(新潮社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「ライン跨ぎ」 「他の人はこの作品についてどう言うかな?」というのが表題作を読んでの最初の感想だった。無防備というか、身も蓋もない表現が平気で出てきて、今にも「ヘイヘイ」というヤジが聞こえてきそうなのだ。冒頭など次のような具合だ。 徹平と暮らし始めて、もうすぐ半年になる。付き合ってすぐの頃に今の部屋へ二人で引っ越したから交際期間もほとんど同じぐらいだ。それでも時々は冗談で、結婚の話なんかも出る。 何なのだろう、この小説っぽくない「ふつう」さは。若い女性による作品だというのに、ぜんぜん洒落てない。だいたい暮らし始めて「半年」というセッティングには、いかにも「はじめて深刻な喧嘩をしちゃいました」的平凡さが漂っている。「付き合ってすぐの頃に今の部屋へ二人で引っ越したから」とか「交際期間も同じ」とか「それでも時々は冗談で、結婚の話なんかも出る」などと聞くと、雑誌などの結婚相談

    『大きな熊が来る前に、おやすみ。』島本理生(新潮社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • ワラノート:シナリオ書きたいんだが、伏線の張り方がわからない

    シナリオ書きたいんだが、伏線の張り方がわからない 2011-3-28 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/27(日) 18:10:23.62 ID:4vC2z7Yh0 アドバイスください 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/27(日) 18:10:50.41 ID:TGaVXrAR0 先だしじゃんけん みたいな感じで 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/27(日) 18:11:00.02 ID:TTiZGkrG0 結末から書いていけばいいんじゃないか 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/27(日) 18:12:13.61 ID:4vC2z7Yh0 結末から書くか・・・いいかも ありがとう 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIP

  • ピクサーの「脚本の書き方講座」が素晴らしかった - Gamers, Be Ambitious

    今回はゲームとあまり関係ない話。 『トイ・ストーリー』シリーズを始めとする数々の傑作でおなじみアニメ制作会社、ピクサー。この会社の作品のDVDソフトには、たいていピクサー社内における制作現場のメイキング映像が特典として収録されている。最新作『トイ・ストーリー3』のブルーレイ版にも豪華な特典映像がたっぷり付いていたが、その中のひとつ「脚の書き方講座」が、映像をまじえてとてもわかりやすく作られており、非常に面白いものだった。 まず前提として、ハリウッドの娯楽映画の多くは「映画の尺の1/4が第1幕(発端)、1/2が第2幕(葛藤)、残りの1/4が第3幕(解決)」という3幕で構成されている。ピクサー作品の場合「脚はおおよそ100ページで、3幕の配分は25/50/25ページ」とのこと。 この特典映像「脚の書き方講座」では、ピクサーの『トイ・ストーリー』『ファインディング・ニモ』『Mr.インクレデ

    ピクサーの「脚本の書き方講座」が素晴らしかった - Gamers, Be Ambitious
  • 物語にできること - 空中キャンプ

    こうして大きな災害や社会的事件が起こるたびに、わたしは、物語の役割はなにかということについて考える。小説映画はこのようなときになにができるのだろうか? わたしは小説映画を──つまりはストーリーを語るという行為を──なによりも支持する者ですが、いま「物語」はなにかのんきな娯楽であるようにも見えてしまう。行方のわからない人びとが数多くいるとき、傷ついた人びとがどこかで助けを待っているとき、まずなにより必要とされるのは彼らを救助することであり、からだを休める場所とべものを提供し、さらなる被害をい止めることであるためだ。 地震の翌日、料品の買い出しのために下北沢の街を歩きながら、わたしはふと「大きな問題に直面したとき、物語は無力なのではないか」との疑念を持たずにはいられなかった。ふだんであれば週末に封切られた映画をたのしそうに追いかけまわしているわたしの友人たちも、昨日は映画館に出向くこ

    物語にできること - 空中キャンプ
  • なぜワタナベくんとレイコさんは寝たのか? ー私的『ノルウェイの森』解釈ー - 草食系大学院生の読書日記

    ノルウェイの森 上 (講談社文庫) 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 31人 クリック: 899回この商品を含むブログ (763件) を見るノルウェイの森 下 (講談社文庫) 作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: ペーパーバック購入: 26人 クリック: 230回この商品を含むブログ (553件) を見る前回、映画「ノルウェイの森」の感想で、最後にワタナベくんとレイコさんが寝るシーンの解釈に違和感があった、ということを書きました。そのことについて今日はもう少し詳しく書いてみます。 なぜ違和感があったのか?もともと原作でもあの場面はかなり謎な展開で、「えっ、なぜ?」と思った読者は多かったはず。僕もその一人です。しかし繰り返し『ノルウェイの森』を読むうちに、僕なりにあの場面でな

    なぜワタナベくんとレイコさんは寝たのか? ー私的『ノルウェイの森』解釈ー - 草食系大学院生の読書日記
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20110227

  • 2011年02月19日のツイート - 深町秋生の序二段日記

  • 「千と千尋の神隠し」 神映画すぎワロタ

    ■編集元:ニュース速報板より「「千と千尋の神隠し」 神映画すぎワロタ」 4 パスカル(大阪府) :2011/01/07(金) 23:31:40.59 ID:dEhkXRxW0 千尋が豚の中から親を見つけろっていわれたとき いないって答えることが出来たのは何でなの? そんな複線あったっけ? 続きを読む

  • 大切なことはすべて君が教えてくれた 第5話 - 成馬零一が考えていること。

    今日もい入るように見ていて1時間が3時間ぐらいに感じた。すごく濃密。 エピソードとしては、上村先生(戸田)はやっぱり妊娠してた。 佐伯(武井)、実はやってなかった。 お兄ちゃん。母ちゃんを殴った。弟のこと嫉妬してた(このシーンは新井浩文の演技力のせいか異様な凄みがあった)。 結局二人は婚約解消。 次回は半年後。 というわりとふつうの展開なんだけど、恐ろしいのは、佐伯とやってなくても、修二(三浦)にとって佐伯の存在が既にでかくなっていて それに気づいた上村先生が身を引くって展開になっていること。この不条理さは『泣かないと決めた日』の杏と要潤の関係を思わせる。 まぁ、あっちは杏の計算だったわけで、まだ笑えるんだけど、今回の場合、計算が無いだけよりタチが悪い。 後半の武井の内面語りによる懺悔は来感動的なシーンのはずなんだけど、なんかおかしいというか怖くて、『恋空』的暴力性を感じた。 そして、

    大切なことはすべて君が教えてくれた 第5話 - 成馬零一が考えていること。
  • ラピュタの物語構造の考察 なぜ劣化コピーになるのか?

    セガガガのRPGパートのシナリオくらいしか、代表作が無い俺[ http://twitter.com/shields_pikes ]が書きました。 キャラや世界観や伏線を参考にしても、宮崎作品は模倣出来ない。 ラピュタやエヴァを参考にして作品を作ると、なぜ劣化コピーになりやすいのか、考察しました。

    ラピュタの物語構造の考察 なぜ劣化コピーになるのか?
  • J& blog http://jahy.info/: アニメ映画「天空の城ラピュタ」の魅力について

    この映画、いまでこそ、TVで何度も放映していて好きな人もたくさんいる作品だが 公開当時は、一部の人たちにちょっとした失望感を与えた。 一部の人たちというのは、僕のような「未来少年コナン」ファンである。 ――「天空の城ラピュタ」 (2) 止まってしまったパズーが再び、動き出したとき・・|ササポンのブログ150  より ヒロインはどこまでも愛され、主人公は夢を追う純粋無垢、そしてどこまでも完全無欠の悪、この三位一体こそがラピュタ系冒険活劇を現出させるのだ! サークル『希有馬屋』の井上純弌氏がTwitterにおいて『天空の城ラピュタ』のことをこう評されていて、「天空の城ラピュタ」が物凄く好きな私として非常に違和感を感じました。思うに、「ラピュタ」が物凄く好きな方は、好きすぎるあまりに「ラピュタ」を完璧な作品かのように言ってしまう傾向にあるのではないでしょうか。 私ももちろん、感動と畏怖と尊敬と布

  • ウルトラソウル俳句、とかをまとめてみた

    語尾に「そして輝く ウルトラソウル」を付けた俳句とかを、とりあえず、まとめてみました。 まだ、未整理ですが、いったん、まとめ、ということで。 後ほど、きちんとまとめたいと思います。

    ウルトラソウル俳句、とかをまとめてみた
  • 怖い絵本が置いてあった

    遠山郷という長野の限界集落にある、木沢小学校跡地(今は記念館)に行ったんです。 なんと言いますか、別に僕の故郷でも何でもないのですが、郷愁としか言いようのないような切ないかつ温かい感じでした。 下手ですがそのとき撮ってきた写真はこちら。 で、あちこち見て周っていたのですが、とある教室に、当時の児童が書き残したという絵が飾ってありまして。 なんの気なしに開いてみたら、こんなお話だったんです。 ------------------ むかし小さな家に、ゆう子という可愛い女の子が、お父さんと二人きりで住んでいました。 そのゆう子という女の子は小さなオルガンを持っていて、毎日そのオルガンをひいていました。 ゆう子はお父さんが木を切りに行っている時も、ひいていました。 ある日、ゆう子が寝て一時間ほどたった時、オルガンが、静かに鳴りだしました。 オルガンは、子もり唄のような曲をひいていました。 その曲

    怖い絵本が置いてあった
  • ハリウッド映画にありがちなパターンとは?「一般人の乗り物を奪う」「乱射はまず当たらない」 | ロケットニュース24

    ハリウッド映画にありがちなパターンとは?「一般人の乗り物を奪う」「乱射はまず当たらない」 2011年1月8日 Tweet 人間の心情を美しく描く日映画も素晴らしいが、爆発しまくりで過激なアクションのハリウッド映画も楽しいものだ。スカッとしたいときは、ハリウッド映画の鑑賞に勝るものはないだろう。 そんなハリウッド映画だが、定番のパターンというものが存在する。日の時代劇に「最後は必ず主人公が数十人の悪人を切り殺す」というパターンがあるように、ハリウッド映画にもお決まりのパターンがあるのだ。今回は、そんなハリウッド映画のお決まりパターンをいつくかご紹介したいと思う。 ・ハリウッド映画にありがちなパターン 「最後は爆発。最初も爆発」 「パーティー会場のシーンが出ると高確率で銃撃戦が起きる」 「主人公が元特殊部隊」 「モンスター? ハハッ、いるわけねーだ……うわぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!」 「一般人

    ハリウッド映画にありがちなパターンとは?「一般人の乗り物を奪う」「乱射はまず当たらない」 | ロケットニュース24
  • 伊藤計劃:「虐殺器官」と「ハーモニー」という小説に関する所感 - FutureInsight.info

    伊藤計劃という2009年3月に肺ガンで早世したSF作家がいる。「虐殺器官」、「ハーモニー」は伊藤計劃が残したオリジナル長編である。今年の年末、「ハーモニー」を読了し、「虐殺器官」は以前読んでいたため「虐殺器官」と「ハーモニー」という小説に関して感じたことを書いてみようと思う。 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 伊藤 計劃 早川書房 2010-02-10 売り上げランキング : 841 Amazonで詳しく見る by G-Tools ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) 伊藤計劃 早川書房 2010-12-08 売り上げランキング : 381 Amazonで詳しく見る by G-Tools あと、ネタバレは基無しで書くが、まっさらな気持ちでこの小説を読みたい人はこれから先は読まないことをお勧めする。 なぜこの二SF小説が人々の心をつかんだのか 「虐殺器官」は「ベストSF2007」国内篇第一位

    伊藤計劃:「虐殺器官」と「ハーモニー」という小説に関する所感 - FutureInsight.info
  • 保坂和志の小説論――2009年6月13日の会合の報告: アフター・カーニバル

    先週末に予定通り会合が開かれたので、その報告をちょっとしてみたい。ちなみに、会合のときに、話の内容を一部録音したので、これも近々アップするかも知れない。 今回のテーマは、保坂和志の小説論だったわけだが、アフター・カーニバルにおいて誰か小説家を取り上げることは、必然的にこれまで問題にしてきた村上春樹と比較することになり、いったいどういう点で春樹と異なっていて、どういう点で春樹と同じなのかということを問題にすることになる。 こうした村上春樹との相違点と共通点については、これまで深夜便の放送でも話されたことであるが、そこでの議論も参照しながら、いくつか論点をまとめてみよう。 まず、大きな問題になったのが、小説における物語の有無である。保坂和志は、基的に、自身の小説から物語というものを排除する。ここで保坂が何を目指しているのかということが問題になるわけだが、保坂が目指しているものとは、場面ごとの