日産自動車と仏ルノー、三菱自動車の連合は30日、2017年の新車販売台数が1060万台だったと発表した。 独フォルクスワーゲン(VW)の1074万台には及ばないが、同日発表したトヨタ自動車(ダイハツ工業と日野自動車を含む)の1038万台を上回り、16年の世界4位から初めて2位となった。 世界販売で、VWの首位は2年連続。中国や南米、東欧などで販売が好調だった。トヨタは16年の2位から3位になったものの、販売台数は16年(1017万5000台)より伸び、最多販売台数を更新している。 日産と仏ルノー、三菱自の連合のうち、最も販売台数が多いのは日産で、581万台だった。中国や米国でスポーツ用多目的車(SUV)の売れ行きが良かった。日本でも、資格のない従業員に完成車両の検査を行わせていた問題が昨年9月に発覚したにもかかわらず、年間で10%以上伸びた。