昔からずっと考えていたことがある。 思考の言語化のことである。 こんな書き方をしてもピンと来ないと思うので少々説明させていただきたい。 私の記憶で最も古いのは3才か4才頃に当時住んでいた家の裏庭に敷かれていたござに座って絵本を読んでいる映像が浮かぶ。 絵本は確か『ぐりとぐら』だったと思う。 裏庭には父が日曜大工で作った池が有り、金魚がかなりの数泳いでいた。その隣には同じく日曜大工で作った大型の鳥小屋があって沢山の十姉妹が飼われていた。 我が家と裏庭で隣接しているのが工場だったせいか相当に高いブロック塀がそびえ立っておりそれがなんだか子供心に怖かった憶えがある。 そのブロック塀の下から3段目あたりは向こう側が覗けるような飾りになっていてちょくちょく向こうの工場を覗いたりしていた。 覗いてもそこは工場の裏側でスレートづくりの外壁が見えるだけで人の姿はおろかこの工場が何を作っていたのか今も知らな
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