デンマーク生まれの組み立て玩具「レゴブロック」などを公立学校の教材として活用してもらう取り組みを、大阪市阿倍野区が始める。販売元と提携して玩具セットなどをそろえ、子どもたちの対話力や勉強への意欲の向上を狙う。行政区単位での取り組みは、三重県教委に続いて2例目という。 阿倍野区が導入を検討しているのは、人や動物、建物などのブロックを自由に組み合わせて風景を作り上げる玩具セットと、パソコンで入力したデータに基づいて動き方を決めるロボットの2種類。計画案では、レゴジャパンの教育部門「レゴエデュケーション」(東京)と提携して、区内の小中学校などに貸し出す予定。 複数の児童が話し合いながらブロックを組み立てることで対話力を培うほか、ロボットを使ってプログラミング技術の初歩を学び、科学分野への関心を育てる効果を期待できるという。