広告マン&ウーマンを相手に「これからの広告コミュニケーション」についての講演をしたとき、こんな質問が40歳くらいの男性から出た。 「おっしゃることを実行するとなると、とても効率が悪い上に手離れも悪くなると思うのですが、それについてはどうお考えですか?」 よくある質問なので、それについてのやり方(精神論も含むw)をご説明さしあげたが、それを聞いてその男性は「わかりました。その通りだと思いますけど、でも、いったい誰がやるんですかね。僕達がやるんですかね」と苦笑した。 その「苦笑」がずっと頭に残っていて、ときおりぼんやり考える。 広告をはじめとしたコミュニケーション領域は、マスメディアからマンメディアへの変化につれて、「生活者との地道なコミュニケーションを毎日じわじわ積み重ねる」という方向にどんどん移行していて、それはとても誠実で丁寧で真摯な手作業が増えていく非効率の世界だったりする。 ただ、大
![www.さとなお.com(さなメモ): 広告業界が変化しにくい根本的な理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e49adb2f007f5cac9a17b74b10d265a3a33185a3/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.satonao.com%2Farchives%2Fassets_c%2F2013%2F07%2Flogo2-thumb-1200xauto-1.gif)