開催からずいぶん経ってしまったが、8月17日(月)学術総合センター 一橋記念講堂において開催された第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち−我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」を聴きに行ってきた。登壇者は国立国会図書館長の長尾真さん、慶應義塾大学の金正勲さん、ジャーナリストの津田大介さん、起業家・ブロガーの橋本大也さん。主催は岡本真さん、総合司会が内田麻理香さん。 Googleブック検索やAmazonなか見!検索をはじめ、海外のウェブ企業を中心に新たな本や読書のスタイルが続々と提案・実現されつつありますが、日本では、たとえばGoogleブック検索和解を巡って右往左往するといった事後的な対応が目立っています。しかし、ここに来て、最新の情勢として日本でも国立国会図書館が100億円単位で書籍のデジタル化予算を獲得、大日本印刷や凸版印刷が出版業界との連携を模索など、これからの本を巡る動き