鳥栖市の麓刑務所で新年度から、女子刑務所の処遇改善に向けたモデル事業が始まる。女子受刑者の収容施設は全国に9カ所しかなく、近年、受刑者の増加で定員を上回る過剰収容や高齢化、摂食障害をはじめとする精神疾患の深刻化などが指摘される。モデル事業では近隣の医療・福祉の専門家が受刑者の健康相談や刑務官への助言を行い、地域との連携による社会復帰の支援充実につなげていく。 モデル事業は法務省が麓刑務所(定員302人)のほか栃木(定員655人)、和歌山(定員500人)の計3刑務所で実施。2014年度当初予算案に事業費約4200万円を盛り込んだ。 女子受刑者は近年、男子に比べ増加傾向と言われ、昨年の犯罪白書によると、2012年の入所者は2225人。うち12・8%が65歳以上で男子の8・5%より高齢化が進んでいる。収容率もデータが公表されている01年以降、100%を超過する過剰収容が常態化。さらに認知症や精神
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く