神戸市長田区の生田美玲さん(6)の遺体をバラバラにした猟奇殺人事件。事件の容疑者として逮捕された地元の男(47)の心理を、ヒガノクリニックの院長で精神科医の日向野春総氏が分析した。 「異性の子供を自分の所有物にしたいというのが動機だろう。日本人では少ないが、海外の事件では同じようなケースが結構ある」 日向野氏はこう指摘した上で、美玲さんの遺体をバラバラにするという犯行態様の異常性に着目。「幼児的な破壊行為が残っている証左だ」とし、続ける。 「小さいころには昆虫採集をみんなやる。トンボを捕まえて、羽を取ったり、足を取ったりするのは残虐な行為ともいえる。その破壊行為が成長しても解消されず、残ってしまう特殊な人間がいる。生きた者を自分の所有物として保管して満足感を得る。虫かごにいれて、自分のものにしたいという感覚があったのではないか。女児に気にくわない行為をされ、破壊行為に向かってしまったのだろ