少年に懲役5〜10年=ホーム突き落とし殺人−岡山地裁 少年に懲役5〜10年=ホーム突き落とし殺人−岡山地裁 JR岡山駅で昨年3月、岡山県職員がホームから突き落とされ電車にひかれて死亡した事件で、殺人などの罪に問われた大阪府大東市の少年(19)の公判が17日、岡山地裁であり、磯貝祐一裁判長は「尊い人命を奪った結果は重大で、刑事責任は相当重い」として、求刑通り懲役5年以上10年以下の不定期刑を言い渡した。 磯貝裁判長は「犯行は強固な殺意に基づく、残虐かつ悪質なもので、社会に与えた不安や恐怖も大きい」と指摘。精神的に依存していた父親から厳しい発言を受け、父親から離れて刑務所に入るため殺人に及んだとする動機についても「あまりにも身勝手かつ短絡的だ」と述べた。 弁護側は「少年が広汎(こうはん)性発達障害の強い影響下で犯行に及んだ」として、刑事処分ではなく保護処分相当と主張したが、磯谷裁判長は「障