今回は、ラミクタールを何らかの理由で中止した後に再開する手法である。中毒疹が出た後の再トライのケースは後半に書く予定(今のところだが)。 なんらかの理由とは、例えばラミクタール100mg服用している際に、突然、通院を中断し、しばらく服薬をしていなかった場合など。あるいは体調が悪いため、しばらく止めておいた方が良いと判断し医師が止めていたケースも含む。 また、他の向精神薬を併用した際に中毒疹が生じ、念のためラミクタールを中止していたが、実は他の薬物ないし食品が原因と判明した時など。 こういうとき、どうすんの? と言う話である。このようなことは、臨床では意外に起こりうることである。また、その中断期間により、どのように対処したら良いか迷うようなことである。 ある時、よくわからない理由で湿疹が生じた。その患者さんは元々通院が比較的不規則だったこともあり、主治医に受診しなかった。たまたま他の精神科医