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ブックマーク / yasuhisa.com (10)

  • 意外と難しいボタンのお話

    ボタン?それともリンク? 昨年からデザインシステムをテーマにしたセミナーやワークショップを何度か開催していますが、ワークショップに参加した方から「ボタンは難しい」という感想をいただくことがあります。ボタンの見た目を作ることも奥深いですが、もっと難しいのが、いつ、どこで、どのように使うかを共有すること。考え始めると「そもそもボタンとは何か?」といった疑問が浮かび上がります。 フォーム要素と一緒にあれば、ボタンだと断言しやすいです。HTML であればマークアップも <button> になりますし、アプリでも iOS であれば UIButton を使えば良いと判断できるはずです。 文章のあとに「今すぐ始める」というラベルが付いた要素があるとしたら、これはボタンと呼べるでしょうか。角丸のような装飾、注目されやすい色が使われているので、ボタンと見なすことができます。見た目はボタンっぽいですが、果たし

    意外と難しいボタンのお話
    i_mairy
    i_mairy 2017/06/07
    「ボタンがリンクと違うところは、利用者が「こうしたい」という具体的なアクションに対して web サイトやアプリが何かしらの形で応える会話を始めるための要素という点です。」ボタンは難しい_(:3」∠)_
  • XD vs Sketch みたいな比較は意味がない理由

    エコシステムかプラットフォームか たまに「Adobe XD と Sketch はどちらが良いですか?」という質問をいただくことがあります。Sketch 関連のコンテンツ を発信しているので、『Sketch 派』と思っている方もいるかもしれませんが、個人的に勝ち負けをつけるような比較はできないと考えています。いずれも UI デザインが得意なアプリケーションと分類できますが、コンセプトも違えば向かっている方向も違います。機能が多い方を選んだら良いというほど単純な話ではないわけです。 私のなかで、Adobe XD はエコシステムで、Sketch はプラットフォームと捉えています。 Adobe は製品同士の連携が最大の強みなので、XD もその特徴を最大限に活かしたアプリケーションへ成長するはずです。つまり Adobe のエコシステムにどっぷり浸かれば、それだけ恩恵を受けることができます。一方 Sk

    XD vs Sketch みたいな比較は意味がない理由
    i_mairy
    i_mairy 2017/03/23
    "私のなかで、Adobe XD はエコシステムで、Sketch はプラットフォームと捉えています。"
  • 改めてWebサイトの品質について考える

    制作における品質とは? Webサイトにおける品質(クオリティ)とはどういう意味でしょうか。 制作者であれば同じように捉えているかのようにみえる言葉ですが、大きく 2 つの見方があると思います。ひとつは、様々な状況に堪えられるように必要最低限の見た目と操作性を保証するという意味での品質。もうひとつは、与えられた状況の中で最高の見た目と操作性を実現するという意味での品質です。どちらも「品質」という言葉で表現できるものの、見ている方向は大きく異なります。 品質に対する捉え方の違いを考える上で スターバックスの日サイトと、米国サイトは良い比較になります。いずれもレスポンシブ Web サイトですが、スマートフォンとデスクトップで見た目を大きく変えている日サイトに対して、米国のアプローチは極めてシンプルです。アイコンの使い方やグラフィックも日語版のほうがバラエティに富んでいますし、ナビゲーション

    改めてWebサイトの品質について考える
    i_mairy
    i_mairy 2016/12/21
    "分かりやすく「質のあるものを作っています」と伝えやすい見た目や機能を作りがちですが、そのシワ寄せが利用者へいっているわけです。" 個人的に、パフォーマンスの知識がもう少し欲しいなーと思いました。
  • なぜ自信をもってデザインを説明するべきなのか

    コラボレーションは難しい コラボレーションは今日のデザインプロセスにおいて必須です。様々な分野の専門家たちが集まるからこそ、より良い製品へと進化していきます。専門家だからこそ出せるインプットによって、最適な解決策が見つかる … はずなのですが、実際そうはいかないことがあります。立場が違えば、物事の捉え方も違います。それぞれが置かれている状況によって、意見が分かれることがあります。意見が一致すればコラボレーションとしての相乗効果が生まれますが、そうでないときは、不平や妥協する人が出てくるでしょうし、最悪の場合は製品の利用体験を損なうものを実装してしまうこともあります。 コラボレーションは響きの良い言葉ですが、一筋縄にはいきません。意見が合わないとき、私たちはよく自己防衛の姿勢になりがちです。「これは違う」と言われると、反射的に「そんなことはない」と言うことがありますが、こうしたやりとりがコラ

    なぜ自信をもってデザインを説明するべきなのか
  • 海外の動向からみるデザインツールの現在

    デザイナーとツールは切っても切り離せない関係です。ときにはデザイナーのスキルはツールの熟練度や使い分けの仕方で決まることもあります。長く使い続けたいですが Web やアプリのデザインは、テクノロジーと密接に繋がる仕事であるが故に、いつの間にか新しいツールが主流になることがあります。 特にここ 10 年でデザインの仕事は大きく変わりました。今でも Web デザイン、アプリデザインにおいて Adobe 製品は多大な影響力をもっていますが、それがほぼ唯一の選択肢だった頃と今は違います。また、今まで以上にデザインにスピードと柔軟性が求められているので、Adobe 以外のツールも必要になってきています。 では実際、世界のデザイナーはどのようなツールを使っているのでしょうか。ニューヨークのデザイナー Khoi Vinh さんが、The Tools Designers Are Using Today で

    海外の動向からみるデザインツールの現在
    i_mairy
    i_mairy 2015/09/28
  • より良いデザイン批評をするための質問

    デザイナーや開発者であれば、アプリや Web サイトを見ると何かしらリアクションがあると思います。「かっこいい」「面白い」「使いやすい」といった感想は、口に出さなかったとしても考えることです。第一印象から生まれる感覚は大事ですし、常に身の回りにあるデザインに意識を向けることは良いことです。しかし、そうした感情的なリアクションがデザインに対する良い批評にならないことがあります。 批評やフィードバックは、現行のデザインをさらに良くするために行われます。「これは使いにくい」はひとつの感想ではありますが、次のステップのための道筋とは言えません。それが誰にとって、なぜ使いにくいのかを共有しないままでは意図が伝わっていないようなものです。むしろ、使いにくいものを作ってしまったデザイナー個人への批判に聞こえてしまう恐れもあります。デザイナー自身も、すべてのフィードバックが個人に向けられているものではない

    より良いデザイン批評をするための質問
  • 疲れない情報収集と何を知るべきかを知るためのヒント

    何を知るべきなのか分からない 昨年「情報だけでは価値がない時代の学びの姿」という記事で、流れの速い今の時代における学習との向き合い方について執筆しました。当時、変化し続けるプロセスに自ら身を投じることで学習しやすくなるのではと提案しました。 まずはアウトプットする、そして失敗を恐れず模索できる場を築くことで、体験しながら学習することができます。私の場合、このサイトやポッドキャストは良い実験場になっていますし、仕事にも役立っています。情報をインプットするためのコストが限りなくゼロになった現在。アウトプット(消化)をすることで情報を知識/スキルに変えていかなければ身にならないどころか、膨大なインプット(情報)によって圧殺されてしまう恐れがあります。 インプットとアウトプットのバランスを保つのが難しい現在。鳥のようにい、象のように糞をしようと思っても実践するのは大変です。また、デザイナーに求め

    疲れない情報収集と何を知るべきかを知るためのヒント
  • OmniFocusでできるタスクに埋もれないためのシンプル設定

    タスク管理は様々なツールやサービスを転々としていた時期がありましたが、ここ 2, 3 年は OmniFocus で落ち着いています。私の場合、クライアントのワークフローになるべく合わせて仕事しているので、情報が分散してしまいがちです。そこで OmniFocus でタスクを収集して、整理・処理をするようにしています。デスクトップ版だけでなくiPhone版も購入するとなると、1万円前後の投資が必要になるので気軽に始めることはできませんが、ただ、デスクトップ版には 14 日間の試用期間があるので試してみてはいかがでしょうか。今年出た 2.0 で UI が一新されたのことで、ますます扱いやすくなりました。 OmniFocus をはじめとしたタスク管理アプリの力を発揮させるには、積極的にタスクを放り込むことが重要です。中途半端な導入ではなく、フルコミットすることで、こうしたツールを使う意味が増すと思

    OmniFocusでできるタスクに埋もれないためのシンプル設定
    i_mairy
    i_mairy 2014/11/13
    使いやすそうな設定を探していたので、参考にします
  • 重要視されるためのデザイナーの条件 : could

    内輪受けは止めにしようではないか LSD LAB で公開されている UIデザイナー不要説は、テクノロジーと付き合うデザイナーであれば一読しておきたい記事のひとつです。私が記事を読んで感じた課題は、 UI デザインが重要視されているかどうかということではなく、果たしてデザイナーは デザインを営業できているかどうかというところです。 たとえビジネスゴールが共有されていたとしても、デザイナーが考える UI デザインの価値と、それ以外の方が考える UI デザインの価値が異なることがあります。特にデザイナーが考える価値は、内輪受けになりやすいことが多々あるように思えます。デザイナーが「すごく良いよね」「イケてるね」というものは、ほとんどの場合デザイナー以外には理解されません。内輪で分かりやすい言葉や感覚で語りかけても、聞き手は「?」(価値を感じない)になってしまいます。 今でもデザイナーのなかでは「

    重要視されるためのデザイナーの条件 : could
    i_mairy
    i_mairy 2014/11/06
  • デバイスに囚われないスマートなコンテンツが必要な理由

    たとえ小さな市場を狙ったとしても競争が激しく、せっかく作ったコンテンツはすぐに埋もれてしまいます。また、増え続ける膨大なコンテンツを受け取れる容量をはるかに超えてしまったため、情報の受け皿を小さくしている方もいます。コンテンツ供給は膨れ上がる一方、利用者からの需要が頭打ちしている現在。良いコンテンツを作れば読まれるというわけではないからこそ、前回紹介したような配信の仕方を工夫する必要があります。 しかし、配信を工夫することだけがすべてではありません。コンテンツの設計や作り方を改善することで、狭くなりつつある利用者の窓口へコンテンツを届けることが可能になります。 今だけを見ないコンテンツ制作 昨年のコンテンツワークショップでは、今出回っているデバイスのためだけにコンテンツを作らないための基礎を話しました。Goodpatch の藤井さんとのポッドキャストでは、GUI がない UI デザイン(情

    デバイスに囚われないスマートなコンテンツが必要な理由
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