無所属の大江康弘参院議員は11日、宗教法人「幸福の科学」(大川隆法総裁)の政治団体の幸福実現党に入党する考えを明らかにした。大江氏は「3年後に改選なので自分の方向を示した方がいいと思った。保守の理念が一緒なのが決め手だった」と記者団に語った。同党では初の国会議員となる。 大江氏は当選2回。2007年には民主党から比例区で当選した。08年に党方針に反発し、「改革クラブ」に参加。改革クラブは自民党と統一会派を結成していたが、今年4月、代表に舛添要一参院議員を迎えて新党改革に名称変更し、大江氏は参加せず無所属となっていた。幸福実現党入りは、大川氏に昨年から打診されていたという。 大江氏は11日、参院会派の「自民党・改革クラブ」から離脱。同会派は名称を「自民党」に変更した。これに伴う参院の新勢力は次の通り。 民主党・新緑風会・国民新・日本122▽自民党71▽公明党21▽共産党7▽新党改革6▽