米調査会社のGartnerが7月8日に発表した調査によると、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)は最近の隆盛にもかかわらず、導入したユーザーの多くが現在の体験に満足しておらず、このサービスは宣伝されているような“万能薬”ではないと感じていることが明らかになった。 同調査は2008年12月、米国と英国でSaaSを導入しているか導入を検討している333の企業を対象に行われた。 58%の企業が向こう2年間はSaaS採用の現状を維持するとしており、32%が拡大、5%が利用を中止する、5%が利用レベルを縮小すると回答した。 「ビジネス向け機能」「プロバイダーの対応」「性能の信頼性」「サービスの信頼性」「コンプライアンスおよびリスク管理のサポート」(項目は得点が高い順)など16項目にわたっての満足度を7点満点で尋ねたところ、回答の平均は4.74点だった。 SaaS導入の決定に影響した要因を3つ挙げ
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