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ブックマーク / home.a00.itscom.net (2)

  • 交換レンズ難病の治療

    ・ まえがき ・ PENTAXに限らず、古い交換レンズには、これまで治癒不能とされていた二つの恐ろしい病が存在します。その二大難病とは「バルサム切れ」と「黄変」です。この病にかかったら、その交換レンズの市場価値は無に等しいというぐらいの病で、恐れとあきらめをもって語られる交換レンズの「死病」でした。 ところで、「バルサム切れ」というのは、貼り合せレンズの接着面が曇る現象を指します。昔、レンズの接着には天然樹脂のバルサムを用いていたことによる命名のようです。 次に、「黄変」というのは、文字通りレンズが黄色く着色する現象です。レンズの成分であるガラスというのは結晶した固体ではなく、粘度が極めて高い液体なのだそうです。このため、成分の経年による変質により、長い時間を経過すると着色することはある程度避けられないことなのだそうですが、この「黄変」というのはそのような軽微なものではなく、カラーバランス

  • カメラ用レンズ概説

    カメラ用レンズ概説 (PENTAXを中心にして) ・ ☆☆  前書き  ☆☆ ・ まず第一に、これは亭主の偏狭なる興味趣くままに、世上処々崛起散在する各種有益資料の泥濘地を跋扈渉猟して、そこで拾い得られ、浅学非才な亭主でも何とか理解することのできた事柄を選抜して、それを自ら経験会得した事実などで独善脚色して整理記録しようとするものです。誤謬や思い違いを多く含んでいるであろうことは覚悟していますが、これはもとより世に喧伝頒布しようなどというものではなく、亭主自身の恐ろしく消え足速い記憶を補助介護する道具としての存在ですから、そのために役立ち必要とする加除補正は、これからも随時続ける所存です。 ・ ここでは、カメラに必要不可欠なレンズというものについて述べて行きます。特に、我が国の一眼レフカメラ草創期以来発展の中心的存在であり続けたPENTAXの 「交換レンズ」を中心に据えてのものになります。

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