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ブックマーク / concretism.hatenablog.com (11)

  • 改修案は検討された末に捨てられたんだろうたぶん - concretism

    さてさて、伊東豊雄さんが国立競技場の建替えに異を唱えて、改修案を自ら作成したことが、一部で話題になっています。 伊東豊雄氏の代替案「国立競技場は、新しく建て替えないで維持改修しよう」 : ギズモード・ジャパン 建築家の伊東豊雄さん、国立競技場の改修案発表:朝日新聞デジタル 伊東さんの案はよく見ておりませんが、国立競技場を建替えではなく改修して供用年数を延ばそうという考え方自体は、当然検討に値するものであって、現にその検討が行われたことを示す資料をインターネット上で見ることができます。 久米設計が2011年に制作していた国立競技場の改修案とその費用についての資料 | architecturephoto.net | ひと月の訪問者数21万の建築・デザイン・アートの新しいメディア。アーキテクチャーフォト・ネット リンク先PDFをざっと読むと、なるほど潮を見る方面の某設計事務所では、既存の構造体の

    改修案は検討された末に捨てられたんだろうたぶん - concretism
    ida-10
    ida-10 2014/05/14
    東京オリンピック|現・国立競技場の改修の検討資料について 「いくら改修設計が順調に進んでいたとしても、既存構造体の調査で芳しい結果が得られなければ、そこでゴミ箱行きは決定です」
  • 日本企業のガラパゴスっぷりを例示するのに高強度コンクリート技術はふさわしくない - concretism

    今朝見かけた以下の記事に関して。 「日企業がグローバル化できない当の理由って何ですか?」:日経ビジネスオンライン 「私がよく使う例」として挙げられるものが、どうしてここまで事実と相違しているのか。たまたま話の枕に挙げた、高強度コンクリートという世間一般にはあまり馴染みのない技術を、たまたまタチの悪い件の黄色いコアラが目にしてしまった運のなさを、上記記事の筆者には嘆いてもらう他ない。 まず、 日のゼネコンは、超高層建築向けに耐震性の高い高強度コンクリートを競って開発してきました。 という入りからして、高強度コンクリートを語る常套句から、大いに外れている。適当にググって出てくる各ゼネコンの高強度コンクリートの開発についての報告を見れば、「NewRC総プロ」という言葉が必ずと言っていいほどに文頭に現れているのがわかると思うのだが、これは当時の建設省主導で推進された、国家プロジェクトなのであ

    日本企業のガラパゴスっぷりを例示するのに高強度コンクリート技術はふさわしくない - concretism
  • 建築を需要で評価すると間違いやすいという話 - concretism

    新年早々、建築関係者と不動産関係者の間で話題になっていたやつ。 元になったブログがこれ。 プリツカー賞受賞建築家のつくる家 : R-STORE社長浅井佳のハンサムな家えらび。 それに対する反応がこれ。 「プリツカー賞受賞建築家のつくる家」妹島和世氏の集合住宅賃貸物件として苦戦していることへの反響 - Togetter わたし的にまとめると、ふたつの評価軸の間の争い。一つは、たとえば建築の賞や建築雑誌、あるいは大学建築学科の設計製図課題の講評会で行われているような、建築家が建築家を評価するという部分の大きい、学術的評価軸。もう一つは、建築の取引価格、お金に換算できる経済的評価軸。どちらの評価軸が正しいか、みたいな論争かと思います。 ところが、後者の方の経済的評価の方は、よく考えてみると、建築自体を評価する際にとんでもない間違いを起こすことがあるんじゃないか、と。 例として、賃貸住宅について

    建築を需要で評価すると間違いやすいという話 - concretism
    ida-10
    ida-10 2013/03/14
  • 日本の都市は空洞化も縮小もしない。輸出されている - concretism

    建設・不動産業界というのは斜陽産業といわれて久しく、もう国内には新しい建造物は要らないのだ、というのがある程度の共通認識になっていると思う。だから、われわれ建設・不動産業界にいる者は、どんどん海外に出ていかなければ、べていはいけないのだ、と。 実際、海外に市場があって、そこで稼いでいけるのであれば、どんどん行くべきだと思うし、また日の建設・不動産業には、これまで先進国として培ってきた技術・ノウハウがたくさんあるはずなので、それを生かして海外に活路を見出すことは現にできており、おそらくこれからもできていくのではないかと思っている。 それはそれとして、ここでは一つの視点に基づいて考えてみたいと思う。すなわち、日の都市は輸出されているのではないか、と。 2003年問題はなぜ起こらなかったか 2003年問題という言葉が、かつてあったのをご存じだろうか。いや、コンピュータが誤作動を起こすという

    日本の都市は空洞化も縮小もしない。輸出されている - concretism
  • 守る会は、なぜ守れないのか - concretism

    また、守る会ができてる。 「大阪中央郵便局を守る会」について 今までいろんな歴史的建造物を守る会が結成されてきたけど、守る会が守れたのってあんまり見たことがない。善戦空しくとかなんとか言いながら、取り壊されんのを、ほけーっと眺める羽目になるんだ。あー、守れなかったね解散解散、と。 なんで守る会が守れないかというと、いろいろ理由はあるんだと思うんよ。主催者の頭があんまり良くないとか、主催者の頭があんまり良くないとかさ。そん中でひとつ言えそうなのが、動き出すのが遅い、ってことだよ。持ち主が「壊すよー」って言い出してから、慌てて守る会を結成してる。 たとえばさ、今自分が住んでる家を、来年壊そうと決心するじゃん。で、今日LED電球が切れました、と。来年壊すんだから、またLEDにするのはもったいないよなー、ってきっと思うよね。とりま、100均でいいか、って。とりまってもう死語?どうでもいいか。そんな

    守る会は、なぜ守れないのか - concretism
    ida-10
    ida-10 2012/07/10
    そう。建築を生き永らえさせたいと主張される方の中に、計画性(これは、歴史の中に建築を置いて見る目と言ってもよい)も無いと見えて、かえって自らの首を絞めているように思えるのが悲しい。
  • 新入社員のあなたが社畜になるかどうかわかる質問 - concretism

    とっくに新年度もはじまった今頃になって、新入社員の皆さんに向けて書いてみようと思います。 皆さん、入社おめでとうございます。皆さんが入った会社が、ごく一般的な営利企業であれば、必ず次の2つのことをしているはずです。 何かをできるだけ安く買う 何かをできるだけ高く売る 会社の目的が営利であるならば、その目的を果たすための手段は、上の2つしかないことは自明です。言うなれば、この2つだけが「ビジネス」であって、他はワークであれジョブであれ、何にしろ会社にとっては、できるだけ減らしたい仕事です。 これから皆さんは、いろいろな仕事上司から言いつけられると思いますが、それがビジネスなのかどうか、ビジネスでないとすれば、ビジネスとどのように関係しているのかを意識してください。もし、あなたの言いつけられた仕事が、ビジネスと全く関係ないのであれば、あなたはその仕事を単にこなすだけでなく、減らすための努力を

    新入社員のあなたが社畜になるかどうかわかる質問 - concretism
  • ブラック経営者必見!勝手な有給休暇取得にはこう備えよう - concretism

    「社長は労働法をこう使え!」というがあるらしいので、中身を勝手に妄想してみた - 『異議あり! 有給休暇 – 守井 嘉朗』という記事がありました。 僕は経営者として以前から疑問に思っていることがあります。それは有給休暇という制度に対してです。 僕は、こういう制度をつくったのは、人を雇って商いを回している企業経営の実態を知らない事務方の人だと思います。僕らのように店頭のスタッフのスケジュール管理で必死になっている現場の苦労とは、程遠いところで考えられたひどい制度だと思います。 実にすばらしい、ブラック企業経営者のお手のようなお言葉です。しかし、当に真っ黒な、真の闇、漆黒企業を目指すにはまだまだです。真の漆黒企業を目指すためには、事務方を非難するばかりではなく、彼らの懐に飛び込み、もっと制度をよく研究しなくてはなりません。まずは、次のような点から手をつけてみましょう。 1.就業規則を改正

    ブラック経営者必見!勝手な有給休暇取得にはこう備えよう - concretism
    ida-10
    ida-10 2012/03/30
    労務
  • 建設業全体で見るとメンバーシップ型とジョブ型の二層構造である件 - concretism

    さて、前回のエントリで、ゼネコンがザ・メンバーシップ型雇用であることについて、そして日の企業のあり方自体を規定してきた可能性について考えました。すなわち、メンバーシップ型雇用とは大工のような徒弟制度の発展形であり、それがそのまま規模を大きくすることでゼネコンが成立し、さらにそれを模倣するような形で、日の企業の雇用形態が固まっていったのではないかと。 しかし、ここで無視できないのは、多重下請構造の存在です。建設業では、多重下請は違法でも脱法でもなく、建設業法第2条で公然と謳われたものです。建設業法はその名の通り、建設業にしか適用されません。受注状況がめまぐるしく変わる建設業において、ゼネコンがメンバーシップ型雇用を維持できるのは、「特例的に」多重下請構造が認められているからであり、一方で下請となる専門業者の多くはメンバーシップ型ではなく、ジョブ型雇用であり、ジョブを求めて複数のゼネコンと

    建設業全体で見るとメンバーシップ型とジョブ型の二層構造である件 - concretism
  • 近代建築の保存に関する提言 - concretism

    結論:アニメに出せ 以上。 タイトルはかっこよかったのに、一文目でダメになった。ともあれ、一応理由付けを。 これまで、近代建築の保存運動というものは、はかばかしい成果をあげることはできていない。東京・大阪の中央郵便局はマスコミの注目を少しでも集めたからましなほう。各所の同潤会アートをはじめ、数々の名建築が保存運動の甲斐なく、取り壊されたり、無惨な姿に変えられてしまった。東大教授の御歴々を含む錚々たる人々の手による保存運動が、こうまで社会から無視されるのはなぜか。 近代建築というのは、はっきり言って価値がわかりにくい。当時から現在に至るまで、建築に対する考え方があまり変わっていないというのも、その理由のひとつだろう。モダニズムと言う根底、すなわち装飾を廃し、機能・構造に忠実・・・というようなものが同じだから、カタチとして見た場合、重要文化財級と言われるようなものも、最近そこらに建った雑居ビル

    近代建築の保存に関する提言 - concretism
  • コーポラティブハウス復活の時がきた。かもしれない - concretism

    コーポラティブハウスというのは、設計段階から住人が参加してつくる集合住宅のこと。それぞれ自分の要望通りのプランが実現できる、ということで「自由」とか「個性」とかいうものがもてはやされた80〜90年代に、そこそこ話題になり、実現もした。 しかし、人間というのは分を越えた自由を与えられても困惑するばかりで、多くの人はそこに費やされる膨大な時間と労力、そしてお金に見合うほどの価値は見いだせなかった。バブルの崩壊というのも、コーポラティブハウスが下火になってしまった原因のひとつと言える。 もっと現実的な問題として、「コーポラティブ」していかなければならない未来のご近所さんとの人間関係がある。夢のマイホームを作り上げるべく、当初は意気投合したグループであっても、話し合われるべきはお互いの権利と金銭そのもののゼロサムゲームであり、当然ながらギスギスする。こんな人たちと一緒に暮らすくらいなら、と、ひとり

    コーポラティブハウス復活の時がきた。かもしれない - concretism
    ida-10
    ida-10 2009/04/03
    コープ・オリンピア建て替えとコーポラティブハウスについて
  • 賃貸探しで不動産屋さんを攻めるたった一つのポイント - concretism

    賃貸物件を探すのに不動産屋さんは使えない - Money does not hurt your heart 不動産屋さんの仕事ぶりを見ていると、アナログがまだまだ現役で、情報のやりとりもFAXが中心で、FAXで送られてきた物件情報を大量にファイルして手で探す、という最近主流となったPC中心の仕事の方法と比べると旧態依然というか、よくソレで仕事できますね、というアナログ具合で驚いた。 あー、確かにそうですね。不動産の物件データなんて、簡単に全部データベース化できそうなものですができていない、というよりもわざとしていないのでしょうね。常識的に考えて、不動産屋の売りたい物件の情報は手の届きやすいところ(=ネット)に、売りたくない物件は手の届きにくいところにある、という推測はつきます。売りたくない、というより手を尽くさなくても買い手が簡単に見つかるということになるでしょうけれど。 結局、手の届きに

    賃貸探しで不動産屋さんを攻めるたった一つのポイント - concretism
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