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ブックマーク / www.d-department.com (9)

  • もらっても、うれしくも、迷惑でもない。 - D&DEPARTMENT PROJECT

    店員さんの説明を聞いていたら「今ならパソコンが付いてきます」と聞こえて、何言っているのかわからず、受付の順番がきたので席につくと、パソコンの色を何にするか、と、聞かれる。「パソコンが付いているのですか?」と聞くと、はいという。最初は「じゃあ、白かな」とか答えていたけれど、まてよ、パソコンはある。もらってもいいけど、もらわなくてもいいな、と思いました。もらって親父にでもあげたらいいかなと思いましたが、なんか、それも違う。あんな山奥にいる親父も、急に「はい、パソコンあげる」と欲しいと思ってもいなかったものをもらっても、戸惑うだろうし・・・・と。 結局「あ、パソコン、いりません」と言うと、「えっ、いらないんですか?」と店員にけっこうびっくりされる。「えっ、そういう人、いないんですか?」と逆に聞くと、「ま、友達にあげるとか、ヤフオクで売るとかできますが・・・・」みたいなことを言われる。ますます、わ

  • さて、ナガオカをどう舵をとる? - D&DEPARTMENT PROJECT

    最近、老後の恐怖で立ち止まる。若い頃から自分は焦り性だと思ってきたけれど、さすがに老後が現実として少し見えてくると、その実態のない焦りも、その姿が少しみえてくる。現在45歳。 18歳から22歳は不動産のチラシをつくる印刷会社の企画室にいた。22歳から24歳くらいまでは、原宿にあるデザイン会社にいた。24歳から26歳までは名古屋市名東区の喫茶店の厨房でコックをやっていた。26歳から30歳は東京のデザイン会社にいた。30歳から33歳までは自分でデザイン会社を立ち上げて、33歳からD&DEPARTMENTを立ち上げて、今、45歳。この先が笑える程に見えない。見えないというよりは、「いつもなら未来予想図が大好きな自分がそれを描こうとしない」のだ。 上に書いた人生の「仕事絵」の隙間で、そばで言うつなぎのような仕事をたくさんした。会社に属さない時間。ゲームセンターにあるようなアーケードケームの企画を毎

  • ついに、あの棚が。 - D&DEPARTMENT PROJECT

    グラフィックデザインの巨匠、故亀倉雄策さんのの中にたびたび出てくる棚がある。あまりにも事務所にが多く、引越のたびにダンボール箱で移動を繰り返していた亀倉さんは、ついにが適度に入り、男手でなんとかそのまま運び移動できるよう、小振りで丈夫でそれなりに雰囲気のある棚、僕らの身近なものでいうと、カラーボックスのようなものを考案し、作ってもらい、事務所に使用したそうです。 機能、価格優先の無印良品のカラーボックスをそんな話しを聞いてからそう使っていたのですが、残念なことに、をいっぱいにするとかなり簡単に木ねじ部分から絶えられなくなって壊れてしまう。そのたびに、そのの中に出てくるスケッチをもとに、自分で作ってしまおうかと思う。と、そんな時に目が覚めるような出会いをしました。それが「ルフト」でした。 デザイナー、マキシさんはコンセプトとして数年前に発表し、商品化としてなかなか展開できず、な

  • 適正価格のマルニ60オークフレームチェア - D&DEPARTMENT PROJECT

    今、そこらじゅうで言われている言葉のひとつに「安くて安心」「安くていいもの」がある。「安い」にはそれなりの理由がある。それはいい理由ばかりではない。 仮に、今これを読んで いる人にお聞きします。あなたがやっている仕事を「なるべく安く」やって欲しいと言われたらどうするでしょう。 例えば、僕がやっているグラフィックデザイン。ポスターをなるべく安くやって欲しいと言われたら、まず、時間をかけられないから、1日でアイディアを考える。カメラマンに頼んでたら外注費がかかるから、自分で撮影する。デザインも自分のパソコンでなるべく簡単にする。印刷もちゃんとした印刷屋には出せないから、色校正という「試し 刷り」の行程をはぶき、紙は選んでいられなくなる。納期も指定できなくなる。 つまり、簡単に言えば「こだわりを捨てる」ことになる。 印刷会社が安く刷ると いうことをしようと思ったら、服屋さんが安く生地を手

  • 彼らに「ニトリ」や「ユニクロ」を追いかけさせてはいけない。 - D&DEPARTMENT PROJECT

    デザインとビジネスをいつも考える。どのあたりのレベルのデザインと、どのあたりレベルのビジネスを組み合わせるか。短期に考えるか、長期に考えるか。景気を考えて実行するか、しないか。最近、よく考える。 デザインに限らず、巨匠になればなるほど浮世離れしたことを言う。彼らにとってのデザインは、とてもレベルが高い。それは当たり前だし、そうあってもらわないとなにかと都合が悪い。彼らはなるべくしてそうなった役のようなもので、その役目をあるときは演じてもらわないといけない。 かといって、彼らの言う事をなんでも鵜呑みにしていると、高くて良さそうなものだけが生まれて、日国民がついてこれない。作り手がそういう先生とやるときは、その「どのレベルのデザインとビジネスを考えるか」のバランスがわかっていないと、とたんにいいことをやっているし、文化的でもあるのに、いっこうにものが動かず、廃番となってしまう。 イケアがいい

  • シンプルに生きたい。 - D&DEPARTMENT PROJECT

    考えると、ずっと画面に向っている。ブック型のパソコンと、モバイル。ま、つまり、マックブックとアイフォンだ。もうじき、もうひとつの画面がやってくる。 僕はテレビをほとんど見ない。雑誌の取材を受けても見ないと言うのも面倒だから、ないと言っている。実際は川崎さんのデザインしたEIZOと、Sonyの昔のモノラルのテレビが2台。一台はハードディスクレコーダーに録画したものを見るために台所にある。しかし、家に帰ってもブックをあけ、アイフォンの画面を覗く。 ある日、冷静に考えて例えば、この「一日じゅう画面を見ている状態」が「悪い」と過程して考えたことがある。そして、「一体、何をしているのか」とも考えた。 仕事で使うということは、ひとつ、仕方ない。ここにも「画面を覗かなくても仕事はできる」という世界はある。ま、それは置いておき、問題はそれ以外のプライベートで画面を覗くときって、なんだろうということ。そんな

  • タバコを吸うことが悪い事だなんて、僕は微塵も思わない。 - D&DEPARTMENT PROJECT

    タバコを吸うことが悪い事だなんて、僕は微塵も思わない… HOME ナガオカ日記 2010年02月 20日 タバコを吸うことが悪い事だなんて、僕は微塵も思わない… シガーフライという商品がある。昔からある。もしかしたら誰でも「あぁ、あれね。おいしいね」と思い出す。 その名前を変えないといけなくなるかもしれません。とあるお菓子会社の担当者から言われた。 ムーミンに出て来るキャラクターは子供心にドキドキしながらその個性豊かにひとりとして同じではない性格に、自分を好きな登場キャラクターに重ねたりした。ニョロニョロは気持ち悪いけど、どうしてムーミン谷にあんな動物がいるのかとさえ、思ったりもした。 かっこいいのはスナフキンだ。ノンノンにもみんなにも優しく、アドバイスをくれたりする。旅にでそうな雰囲気になると、キュッと胸が苦しくさえなる。大きな声で泣いたこともある。大人も、子供も、言葉は違うかもしれない

  • 最近の学生が「自分の田舎に帰ってデザインの力でふる里を変えたい」と、ものすごい確率でそう言う。 - D&DEPARTMENT PROJECT

    常々思う。仕事としてのデザインをしながら、大学とかで教えている人は当にすごいなぁと。実際、僕も1年間そういう環境に身を置いてみて思う。これはそう簡単にはできないなと。 今、デザイン教育に必要なことは、基礎とそもそも論である「で、デザイナーって何よ?」ということをどう教え、社会的な重要な仕事であるということと確認することではないかと思う。それを仕事をしながらすることは、僕には出来なかった。来年度から学校はやめることにした。生徒に申し訳ないし、実際にしっかり出来る先生がついたほうがいいと思ったからで、相当悩んだけれど、物理的に無理だ。だから思う。この両立はとてつもなく高度だと。 学校で教えてみて思う。教室にたどり着けない・・・・・・汗。出張で遠くに行っていて、授業までに間に合わない。生徒は「教わりに来る」ので、当然だけれど、また、先生も、学校というシステムを受け入れてやっていくので、教室にこ

  • 朝は刺激のすくないデザインで起こされたい。 - D&DEPARTMENT

    窓をあけて、長文堂の鉄瓶に水をいれ、コンロに。お湯を沸かす。反射神経のような動作。毎日の朝の運動・・・・・。 ひと昔前、テレビコマーシャルのアオハタマーマレードのコマーシャルで「朝は、うんと甘やかした方がいい」というコピーがあった。今でもよく覚えている。甘いのはもちろん、マーマレードなのだけれど、朝の言う事を聞かない自分の体は、反射神経を使ったり、動物的能を使ってうんと楽をしてテキパキしたい。それには、お気に入りの道具に囲まれた朝にしていたい。 二子玉川の高島屋の地下にあるスターバックスのホールビーンストア。ここは、スタバが誕生した地、シアトルの一号店と同じスタイル。つまり、日でただ一カ所、豆だけを売っている。 ここの最大の商品は「会話」だ。とにかく興味のままにいろいろと聞きながら、会話しながら好きな自分好みを探して行く。スターバックスとお話しできるのだ。そして、スターバックスに「

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