仙台市の家庭ごみ有料化に伴い始まった紙類定期回収が目標の3割に低迷している。「制度の周知不足」(市環境局)といった要因のほか、市から委託されていない業者が紙類を集めて回り、市の回収量を少なくしている事情がある。市は、委託外業者がどれだけ回収しているのか把握できず、「紙類回収の目標を設定すること自体、意味がない」との指摘も出ている。(報道部・吉江圭介) 定期回収は月2回、新聞紙や折り込みチラシ、雑誌などを束ね、集積所に置くと、委託業者が収集する仕組み。 2008年10月―09年3月の定期回収量は計4546トン。導入から半年間の目標1万5800トンの30%程度にとどまり、目標達成には遠く及ばない見通しだ。 市は回収量が増えない理由について「周知不足」を挙げ、「家庭ごみに紛れている紙をさらに分別してもらえるよう、市民にお願いしたい」と強調する。3月中旬からは、定期回収のPRに重点を置いたキ
仙台市の仙台寿司(すし)業組合と仙台観光コンベンション協会は、地元の白身魚を使った漬け丼「仙台ヅケ丼」の開発に乗りだした。漬け丼といえば赤身魚のマグロと決まっている相場を覆す発想。組合の各店は「笹かまぼこ、牛タンに続く仙台の新名物に育てたい」と5月のデビューに向けて試作を重ねている。 丼はアイナメやヒラメなど南三陸で取れた旬の生の白身魚をしょうゆとみりん、日本酒を混ぜたたれに漬け込み、県産米のご飯に乗せる。それ以外は各店のオリジナルで、たれの隠し味に仙台みそを加えたり、ネタを季節ごとに変えたりする、 組合に加盟する青葉区のすし店42店が5月中旬以降、順次献立に登場させる。価格は1200円程度で、気軽に食べてもらおうと、ランチメニューとして出す。 漬け丼のメニュー化は、市の地域連携フェローを務める東北大大学院工学研究科の堀切川一男教授が仙台の新名物の候補として、白身魚の漬け丼を提案した
宮城県は12日、2009―13年度の中期的な財政見通しをまとめた。5カ年の財源不足額の累計は、最も楽観的に見積もっても867億円に上ると試算。歳入条件を変えた2通りのシミュレーションを試みたが、どちらのパターンでも11年度には自治体財政健全化法に基づく「財政再生団体」への転落が避けられない見通しとなった。 急激な景気後退による地方経済の冷え込みを受けて県は、見通し期間の県内経済成長率(名目)について財務省の予測(1.1―2.3%)を毎年度2%下回るマイナス0.9―プラス0.3%と想定した。 その上で地方税、地方交付税など一般財源の歳入見通しを(1)09年度と同額の収入を5年間維持(2)毎年度、0.8%ずつ減少―の2通りで、財源不足の推移をシミュレーションした。 09年度で終了予定の「新・財政再建推進プログラム」を10年度以降も継続し、加えて起債の借り換えによる利子の軽減などを図ったと
仙台市交通局が2013年度中に向け、市地下鉄南北線にICカード乗車券の導入を検討していることが26日、分かった。JR東日本の「Suica(スイカ)」との互換性や宮城交通との共通利用も協議し、乗客の利便性向上を図る。 料金前払いのプリペイド方式を採用する考えで、総事業費は約64億円から最大で約114億円と想定する。09年度予算に調査費として1000万円を計上する方針。 市交通局は、15年度開業予定の地下鉄東西線へのICカード乗車券採用を決めており、市バスも同時期の導入を目指す。13年度中に南北線にも導入することで、「ICカードの効果や問題点を検証する」(交通局)狙いがあるという。 ICカード乗車券は、読み取り装置に近づけるだけで自動的に精算が済むのが特徴。定期券として使ったり、売店で買い物をしたりする機能も備えている。 公営交通事業のある政令指定都市で、ICカード乗車券の導入時期を決
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