4月29日7時45分、とうとうばあちゃんが110年にわたる生涯を終えました。 死因は無し。内蔵、細胞のひとつひとつがハードの限界を迎えたようです。 書類上は「老衰」ですが、死というよりむしろ「停止」といったほうが正しいような気がします。 ばあちゃんは最後まで病気にはなりませんでした。病気でないということは、医者が生命の危機を迎える時期について読めない。ということでもあります。 病気という「原因」がある場合、それにあらがうための「手法」を考えたりとかその手法を講じた結果を予測することができますよね。命が病にすこしずつ奪われる。それを少しでも食い止める。という攻防のなかで初めて医者は残りのHPを計算することができるのだなあ。と、ばあちゃんをみていておもいました。ばあちゃんの場合、いつ停止するのかは医者にも最後まで予測ができませんでした。 ただ、長い年月のなかでばあちゃんを世話し続けてきた私の母