今日、社会へのインターネットやモバイルの浸透などの影響から、従来とは桁違いのデータが生成されるようになり、これが「ビッグデータ」というキーワードで注目を集めている。ただし、それをどのような手立てでどう活用するかについては、まだ多くの企業が模索を続けている段階だ。データベースのトップ・ベンダーであるオラクルは、ビッグデータをどう見て、どのような戦略を立てているのか? ITブログ「Publickey」の新野淳一氏が、国内でオラクルのビッグデータ戦略を統括する日本オラクル 専務執行役員の三澤智光氏に聞いた。 ■オラクルが考える「ビッグデータ」とは? ――今、多くの企業がビッグデータに注目していますが、オラクルは以前からデータベースのトップ・ベンダーとしてビッグデータに近いポジションにありました。そのオラクル自身も現在、「ビッグデータ」という言葉を使い始めていますが、オラクルにとって「ビッグデー