こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。新刊『歴史の「普通」ってなんですか?』はおかげさまで高評価をいただけてまして、レビューもじょじょに増えてるようです。 私の本のレビューって、書きにくくないですか? じつは小難しい本のほうがレビューを書きやすいんです。小難しく書かれてる本を読み解いて、そのおもしろさをいかに伝えるかというところに、レビュアーの腕の見せどころがあるわけで。 私の本は難しくないです。読めばわかるおもしろさなんで、それ以上、読み解いたり噛み砕いたりする必要がありません。わかりやすいからこそ、自分が気に食わない事実を真正面から突きつけられるたひとは、反論できずに怒っちゃったりするんですけどね。 それでも誤読するひとがいないわけじゃないんで、まっとうなレビューをしていただけるのは、ありがたいことです。 さて、『歴史の「普通」ってなんですか?』発売記念、「伝統こぼれ話」第3回ですが