最近、「土」を触ったのはいつでしょうか? とりわけ都市部に暮らす人々の多くにとって、日常の中で土と接する機会は稀でしょう。かくいう筆者(横浜在住)も、日々のなぐさめに育てている観葉植物の世話をするとき以外は、ほとんど土には触れません。 思い返せば、川崎出身の自分でさえ、小さな頃は公園や近所の野山で土や泥にまみれることもしょっちゅう。学校の授業でも畑仕事をしばしば体験していましたが、気づけば土はとても遠い存在になってしまいました。 ......しかし、実はこの土、わたしたちが生きていく上で「なくてはならない」そうなのです。 例えば、実は毎日の食べ物の95%は土からとれたものだとか。もし地球上から土がなくなったら、ほとんど何も食べられなくなってしまいます。それから毎日何時間も触っているそのスマホの材料も、実は土からできているといいます。 さらに、土の取り合いが戦争に発展することもあり、昨今厳し