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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (32)

  • 追加接種のオミクロン株への有効率は70%超、ファイザー製、英研究

    ネパールの市民病院で、米ファイザー・独ビオンテック製社の新型コロナウイルスワクチンを準備する医療従事者。ファイザー製のワクチンは、ワクチンを公平に分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて米国政府から提供された。(PHOTOGRAPH BY DIPENDRA ROKKA/SOPA IMAGES/LIGHTROCKET VIA GETTY IMAGES) 世界保健機関(WHO)によれば、11月に南アフリカで初めて検出されたオミクロン株は、12月16日時点ですでに89カ国で報告されている。また、米疾病対策センター(CDC)の20日時点の推計では、18日までの1週間における米国の新規感染者のうち、オミクロン株の割合は73.2%になり、前週の12.6%から一気に跳ねあがった。 英ロンドンでも現在、オミクロン株が陽性診断例の過半数を占め、南アフリカでは完全に主流となっている。(参考記事

    追加接種のオミクロン株への有効率は70%超、ファイザー製、英研究
  • ペルーで猛威のコロナのラムダ株、今わかっていること

    2021年7月7日、チチカカ湖のウロス島(ペルー南部プーノ)の住民に新型コロナウイルスワクチンを接種しに行くペルーの医療従事者。(PHOTOGRAPH BY CARLOS MAMANI, AFP VIA GETTY IMAGES) 新型コロナウイルスのラムダ株は、過去9カ月間、大部分が見逃されてきた。しかし現在、ペルーでは、新たに感染する新型コロナのほぼ全てがラムダ株になっている。ペルーは新型コロナによる人口あたりの死者数が世界最悪で、すでに人口の約0.54%が新型コロナで死亡した。 ラムダ株(C.37系統)は2020年8月にペルーで初めて確認され、ラテンアメリカを中心とする29カ国に広がっている(編注:日では未報告)。ペルーでは新型コロナの新規感染におけるラムダ株の割合が、2020年12月には0.5%未満だった。ペルーのウガルテ保健相は、2021年3月末から4月にかけて感染の「第2波」

    ペルーで猛威のコロナのラムダ株、今わかっていること
  • 新型コロナが再感染するのは確実、今わかっていることは

    2020年11月24日、英国オールダム地区科学センターのガラス窓に貼られたウイルスのポスターと、その前を通り過ぎるマスク姿の男性。(PHOTOGRAPH BY CHRISTOPHER FURLONG, GETTY IMAGES) 新型コロナウイルスには2度感染する。最近では、それが専門家の共通認識だ。今のところ、再感染の報告は世界で数百例とそれほど多くはないが、パンデミック(世界的大流行)が続けばその数字は増えるだろう。 既に感染して「免疫パスポート」を手にしたと思っていた人々にとっては、ありがたくない話に違いない。パンデミックが続く限り、自分には免疫があるのでマスクもソーシャルディスタンスも必要ないというわけにはいかなさそうだ。10月には、再感染による初の死者が報告された。オランダに住む89歳の女性だった。 他のコロナウイルスと同様に、新型コロナでも時間とともに免疫が失われる可能性がある

    新型コロナが再感染するのは確実、今わかっていることは
  • 新型コロナで先住民の希少言語が消滅の危機、ブラジル

    ブラジルの先住民グアラニ・ムビャ族の子ども、マヌエラ・ヴィダールさん。これまでは公立学校で自分たちの言語と文化を学んできたが、今はパンデミックのため学校が閉鎖されている。(PHOTOGRAPH BY RAFAEL VILELA) ブラジルの先住民、プルボラ族の長老であるエリエゼル・プルボラさんが今年、新型コロナウイルス感染症のため92歳で亡くなった。プルボラさんのように、子どもの頃プルボラ語を話して育った人はもはやわずかだ。彼の死によって、消滅の危機に瀕しているプルボラ語は、またひとり語り手を失った。 ブラジル先住民の言語は、ヨーロッパ人の到来以降、常に脅威にさらされてきた。かつてブラジルには1500の言語が存在していたが、今も使用されているのは181言語のみ。そのほとんどは、使用人口がそれぞれ1000人にも満たない。グアラニ・ムビャ族など、人口が多い先住民はかろうじて母語を維持しているが

    新型コロナで先住民の希少言語が消滅の危機、ブラジル
  • 「9割に有効」のファイザー社ワクチン候補、発表を読み解く

    製薬会社の米ファイザー社と独ビオンテック社が開発したワクチン候補の第3相試験に使われる注射器を持つ医療従事者。10月27日、トルコのアンカラ大学イブンシーナ病院で撮影。両社は11月9日にニュースリリースを発表し、開発中のワクチンが新型コロナウイルス感染症を効果的に防いだと報告した。(PHOTOGRPAH BY DOGUKAN KESKINKILIC, ANADOLU AGENCY VIA GETTY IMAGES) 米ファイザー社と独ビオンテック社が9日、新型コロナウイルスワクチン候補の最終治験における初期の結果について、ウイルスへの感染を効果的に防いだと公表すると、世界中で驚きの声が上がった。全世界で感染者が急増し、ロックダウンや集中治療室(ICU)の対応能力の問題が再浮上している現在、これは歓迎すべきニュースだ。 何より驚かされたのは、ワクチンの効果が業界の読みをはるかに上回っていた点

    「9割に有効」のファイザー社ワクチン候補、発表を読み解く
  • 海のプラ汚染、現状の対策でも悪化の一途、研究

    中国のプラスチック製造工場。海へ流出するプラスチックごみは記録的な量に達し、バージンプラスチックの製造も急速に増加している。(PHOTOGRAPH BY WANG JIANWEI, XINHUA/EYEVINE/REDUX) プラスチックごみの削減へ向けた取り組みは世界中で急速に進んでいるが、いまだに海へ流出する使用済みプラスチックの増加に歯止めをかけるまでには至っていない。 今後10年間に世界中で、河川へ、そして最終的には海へ流れ込むプラスチックの量は年間2200万トンから、場合によっては5300万トンに達するとみられている。だが、それはあくまで政府と業界が打ち出している野心的な対策を実行できたらの話だ。(参考記事:「年間のプラスチックごみ流出、2040年に倍増」) もしそれらが実行されず、今のままの状態が続けば、その量は2倍に膨れ上がり、2030年までに年間9900万トンのプラスチック

    海のプラ汚染、現状の対策でも悪化の一途、研究
    igrep
    igrep 2020/10/10
    “フットボール場を毎日プラスチックでいっぱいにする、または米国ロードアイランド州全体、あるいはルクセンブルクの国土全体が足首までプラスチックで覆われる量、とでもいいましょうか”
  • アマゾン孤立部族に新型コロナの死者、その危険性

    ブラジルのアマゾン西部奥深くを蛇行して流れるイタクアイ川。この先には世界で最も外界から隔絶された先住民の居住地が広がる。彼らが新型コロナウイルスにさらされれば、集落が全滅するかもしれないと健康保健の専門家や人権運動家らは懸念する。(Photograph by Nicolas Reynard, Nat Geo Image Collection) アマゾン川流域に孤立して暮らす先住民に、新型コロナウイルスによる死者が確認された。彼らは感染症への抵抗力がきわめて弱い。ブラジルの政府高官や人権擁護活動家は、惨事が間近に迫っていると警告する。 ブラジル北部ロライマ州の医療従事者は、4月9日、先住民ヤノマミの少年が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により死亡したと発表した。少年は最初に症状が現れてから3週間の間に、友だちや近くに住む数十人に病気を拡散させた可能性があるという。少年の行動範囲に

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    igrep
    igrep 2020/04/17
    一人感染したらまるまる絶滅してしまうリスクがあるのか...
  • コンゴのエボラついに終息へ、決め手はワクチン接種

    2019年、コンゴ民主共和国(DRC)北東部の街ベニ。保健スタッフが救急車にカクレ・カベンディブワくん(14)を運ぶ。この前日、姉妹がカクレくんを近くの保健センターに連れて行ったが、治療センターに行くことを勧められると、逃げ出してしまった。保健センターから連絡を受けた世界保健機関(WHO)が家族を発見。家族は地域の啓発担当者と何時間も話し合った末、カクレくんを救急車で搬送することに同意した。(PHOTOGRAPH BY NICHOLE SOBECKI) 世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話題でもちきりだが、史上2番目に大規模なエボラウイルス病(エボラ出血熱)のアウトブレイク(集団感染)がついに終息するかもしれない。 コンゴ民主共和国(DRC)のキブ地域で、大流行へとつながるエボラウイルス病の最初の症例が報告されたのは2018年8月だった。以後、これまでに約3450の症例と

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    igrep
    igrep 2020/04/10
    地道な努力の賜物なんだね...
  • サマータイムにうんざり、米国で廃止の動き

    サマータイム制度は大きな変化の時を迎えているようだ。米国では今、かつてないほど多くの州が時刻の修正をやめる方法を探っている。(PHOTOGRAPH BY REBECCA HALE, NATIONAL GEOGRAPHIC) 春が近づくたび、スコット・イェイツ氏は憂になる。日が長くなり、気候が暖かくなるのは、イェイツ氏を含む多数の米国民にとって、毎年恒例の難関を乗り越えるべき日が近づいているしるしだからだ。そう、サマータイムの始まりの日に、時計の針を1時間進めなければならないのである。(参考記事:「米、夏時間スタート:その起源と効果」) 時刻を春には進め秋には戻すのは、少々面倒というのみならず、深刻な悪影響をもたらす可能性がある。というのも切り替えの時期は、心臓発作のリスク増大、交通死亡事故の増加、裁判で普段より厳しい刑が言い渡される傾向などが見られるからだ。しかし、多くの企業が利益の観点

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  • 第6回 なぜ薬物使用疑惑をスクープにしてはいけないのか

    覚せい剤をはじめ、違法な薬物の事件報道が時おり世間を騒がせる一方で、薬物依存症は治療が必要な病気でもある。それはギャンブル依存症などでも変わらない。では、依存症はどんな病気で、どんな人がなりやすく、どうやって治すのだろうか。日における薬物依存症の治療と研究のパイオニアである松俊彦先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人、写真=内海裕之)

    第6回 なぜ薬物使用疑惑をスクープにしてはいけないのか
  • 第6回 「正常色覚」が本当に有利なのか | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    「3色型の有利性がどれくらいのものなのか、当にあるのかということも含めて調べましょうということで、何をしたかといいますと、まず、果実や葉っぱの反射率を測定して、色を数値化する作業をしました。同時に降り注ぐ太陽の光の波長測定をすれば、サルのオプシンの吸収波長はわかっているので、そのサルにとってその色がどんなふうに数値化できるかといえるわけです。2004年から2005年にかけて、博士課程の学生だった平松千尋さん(現・九州大学助教)が、25頭の群れを8カ月見続けて得たデータです。こういった研究を練り上げるのは、平松さんとアマンダ・メリンさんという当時のカルガリー大学の学生さん(現アシスタント・プロフェッサー)が相談して決めました。それで、2人の共同研究でどんどん面白いことがわかってきたんです」 サルのオプシンがどの波長を見やすいかがわかっているので、果実や葉っぱが反射する光の波長を測定すれば、

    第6回 「正常色覚」が本当に有利なのか | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • 第6回 「正常色覚」が本当に有利なのか

    「霊長類の赤・緑色覚というのは、実は物の形を見る神経回路をそのまま使っていて、物の輪郭を見る機能を犠牲にしているんですよ。なので、サルに丸いパターンを選ぶと餌がもらえるという訓練をして、それを緑だけ、赤だけで訓練を重ねていって学習をしたあとに、ときどきモザイクになっているやつを混ぜる実験をします。そうすると3色型色覚のサルは、とにかくすぐにエサがほしくて手を出して、正答率が偶然レベルまで落ちてしまうんです。人間に同じテストをやると、間違えはしないんですが、答えまでの時間が長くなります」 上左側が3色型での見え方、右側が2色型での見え方を表した図。下の棒グラフはサルでの実験結果で、左2が3色型で右4が2色型。(画像提供:河村正二)(Saito, A., Mikami, A., Kawamura, S., Ueno, Y., Hiramatsu, C., Widayati, K.A., S

    第6回 「正常色覚」が本当に有利なのか
    igrep
    igrep 2017/09/07
    "2色型には2色型のよいところがあって、3色型には3色型のよいところがあって、両方いることはいいのではないか"