ネパールの市民病院で、米ファイザー・独ビオンテック製社の新型コロナウイルスワクチンを準備する医療従事者。ファイザー製のワクチンは、ワクチンを公平に分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて米国政府から提供された。(PHOTOGRAPH BY DIPENDRA ROKKA/SOPA IMAGES/LIGHTROCKET VIA GETTY IMAGES) 世界保健機関(WHO)によれば、11月に南アフリカで初めて検出されたオミクロン株は、12月16日時点ですでに89カ国で報告されている。また、米疾病対策センター(CDC)の20日時点の推計では、18日までの1週間における米国の新規感染者のうち、オミクロン株の割合は73.2%になり、前週の12.6%から一気に跳ねあがった。 英ロンドンでも現在、オミクロン株が陽性診断例の過半数を占め、南アフリカでは完全に主流となっている。(参考記事