仮想化技術やクラウドの登場によって、これまでの静的なネットワークの在り方が根本から見直されつつあります。本稿では、SDN(Software-Defined Networking)を実現するための標準の1つである「OpenFlow」について解説します。 (6/6)
0分 - ソフトウェアでネットワークをプログラミング! 今までコンピュータのネットワークは、どちらかといえば“静的な”存在でした。組織変更や新しいサービスの投入に合わせてネットワーク構成の変更が必要な場合には、ネットワーク管理者が関連する機器それぞれの設定変更をマニュアル操作で行っていました。 しかし、サーバ仮想化やクラウドの登場により、現在はこうした静的なネットワークの在り方が根本から見直されてきています。 例えば、サーバ仮想化のおかげで、何台ものサーバが突如としてネットワーク上に現れたり、「ライブマイグレーション」によって、突然サーバがネットワークのある部分から別の部分へ移動したりといったことが起きるようになりました。ネットワークも、これらに適応した柔軟かつ迅速な構成変更が求められるようになっています。 あるいは、クラウドの登場によって、1つのデータセンター内で複数の顧客の通信をそれぞ
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? この記事は、武蔵野 Advent Calendar 2017 の14日目の記事です。 昨今のSDNブームに便乗して、これまでのSDN動向をまとめてみました。 @hichiharaさんの「SDN 温故知新」のSDN続編として、お楽しみください。 あくまでも、私のこれまでの経験(主観)に基づいた回顧録なので、「あの技術が入っていないんだけど!」とか、多々、コメントがあるかもしれませんが、何卒、ご容赦お願いします。 m(_ _)m ペコリ ■ SDN黎明期 この時期から、ICT業界では、OpenFlowなる技術が、注目されるようになりました
InternetWeek 2012にてOpenFlow チュートリアル&ハンズオンでOpenFlowのプログラミングフレームラーク、Tremaについてのハンズオンに参加し、調子に乗って開発が止まっているバージョンのTremaにpull requestしてしまったりなどしつつ、講師の高宮さん、鈴木さんと名刺交換をさせていただきましたところ、OpenFlow実践入門の献本をいただきました! 非常に恐縮です・・・ さて、いただいたOpenFlow実践入門ですが、それについてお話する前に OpenFlow について簡単に説明しますね。 OpenFlowとは L2スイッチ(ハブとか呼ばれる)とかL3スイッチ(ルータとか呼ばれる)は大きく構成する要素をふたつに分けることができます。 ひとつはデータプレーン。こいつはパケットの転送を扱う部分です。目に見える部分でわかりやすく言うと足の部分ですね。ケーブル
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