「サウナの梅湯」ロビーに立つ自称「銭湯活動家」の湊三次郎さん。ゼロからスタートした「銭湯を守る闘い」は、約50人の仲間と共に新たなステージに突入しようとしている=京都市下京区で2023年7月2日午後、佐藤賢二郎撮影 真新しいのれんをくぐり、銭湯に次々と入っていく客を男性は見守っていた。京都市左京区の住宅街にある鴨川湯。1926年創業の賀茂川浴場がルーツで100年近い歴史がある。7月末に無期限休業から10カ月ぶりに営業を再開した。 「ここからが本当のスタート。100年間、いろいろな人がつないできたバトンを100年後までつなぎたい」。客の背中を見送りながら湊三次郎さん(33)は感慨深げに話した。京都市を拠点に廃業寸前の銭湯を継業、復活させている「ゆとなみ社」代表だ。社名の語源は「湯と営み」。人々の生き生きとした営みを感じられる場所、それが銭湯だからだ。この夏、近畿地方で新たに鴨川湯を含む3軒を
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