タグ

ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (23)

  • システム開発に銀の弾丸はないが「金の弾丸」ならある『人が増えても速くならない』

    例えばソフトウェア開発において、 人が増えても納期が短くなるとは限らない 見積もりを求めるほどに絶望感が増す 納期をゴリ押すと、後から品質はリカバリできない これを見て、「だよねー」「あるあるw」という人は、書を読む必要はない。 プログラミングは人海戦術で何とかならないし、「厳密に見積もれ」というプレッシャーは見積額を底上げするし、納期が優先されて切り捨てられた品質は、技術的負債として残り続ける。経験豊富なエンジニアなら、大なり小なり、酷い目に遭ってきただろうから。 だが、これらを理解できない人がいる。 要員を追加して、手分けしてやれば一気に片付くはず 厳密にやれば、見積りバッファーはゼロにできる 品質のことはリリース後にじっくりやればいい ……などと気で考えている。これは、ソフトウェア開発とはどういうものか、特性を知らないからだ。こんな無知な人間が経営層にいたり、顧客の代表となった場

    システム開発に銀の弾丸はないが「金の弾丸」ならある『人が増えても速くならない』
    ijustiH
    ijustiH 2023/06/10
  • この本がスゴい!2022: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    「いつか読もう」はいつまでも読まない。 「あとで読む」は後で読まない。 積読をこじらせ、「積読も読書のうち」と開き直るのも虚しい。人生は有限であり、が読める時間は、残りの人生よりもっと少ない。「いつか」「そのうち」と言ってるうちに人生が暮れる。 だから「いま」読む。 10分でいい、1ページだっていい。できないなら、「そういう出会いだった」というだけだ。「いま」読まないなら、「いつか」「そのうち」もない。 に限らず情報が多すぎるとか、まとまった時間が取れないとか、疲れて集中できないとごまかすのは止めろ。新刊を「新しい」というだけの理由で読むな。積読は悪ではないが、自分への嘘であることを自覚せよ。「いま」読むためにどうしたらいいか考えろ。「」にこだわらず読まずに済む方法(レジュメ、論文、Audible)を探せ。難解&長大なら分割してルーティン化しろ。こちとら遊びで読書してるんだから、仕事

    この本がスゴい!2022: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
    ijustiH
    ijustiH 2022/12/01
    人生のやりたいことを明確にして確実に攻略する戦略を練ることに想いを馳せる。私にそんなことが出来るのかね。
  • 「いまを生きる」に自覚的になる『瞬間を生きる哲学』

    tumblr で知った仏陀の言葉が好きだ。 過去にとらわれるな 未来を夢見るな いま、この瞬間に集中しろ Do not dwell in the past, Do not dream of the future, Concentrate the mind on the present moment. そう、わたしは過去や未来ばかり見る。やったことを後悔し、不確かなことを心配する。ああすれば良かったと憤慨し、こうなったらダメだと心を痛める。 この、今を後回しにする生き方を批判し、「いま」「ここ」に充足する方法を考察したのが『瞬間を生きる哲学』だ。哲学や芸術から援用し、瞬間を生きるための具体的な技術を指し示す。 生のユーティリティ化 たとえば、今を後回しにして、「何かのため」に生きる生き方を、「生のユーティリティ化」と喝破したところがすごい。ユーティリティとは、「有用性」「効用」と訳され、何ら

    「いまを生きる」に自覚的になる『瞬間を生きる哲学』
    ijustiH
    ijustiH 2021/07/29
  • この本がスゴい!2019

    人生は短く、読むは多い。 毎年この時期、自分のリストを振り返るのだが、読みたいが尽きることはない。読むほどに、知るほどに、知識と理解と表現の不足を痛感する。 それでも読むし、ここに書く。読むことで豊かになり、書くことで確かになるというのは当で、読んでいるときに何を知りどう考えていたかは、書くことでハッキリする。 つまり、自分で分かるために書いているのだ。フランシス・ベーコンは、話すことで機敏になるとも言ったが、わたしの場合、話すことで世界が変わった。[スゴオフ]や読書会、[冬木さんとのSF対談]や、読書猿さんとの知をめぐる対談[1][2][3]で、世界の見え方が変わった。 読書会や対談は今後もしていくが、そこで紹介されたや、2019年に出会ったの中から、わたしにとってのベストを選んだ。これが、あなたにとってのスゴとなれば嬉しい。そして、このリストを目にしたあなたが、「それがス

    この本がスゴい!2019
    ijustiH
    ijustiH 2019/12/01
  • 驚くほど上達する「みんなで推敲」体験事例の発表会まとめ

    「文章の推敲は、自分一人でやるものだ」と思いこんでいないだろうか? しかし、グループウェアなどのコラボレーションツールを使って「みんなで推敲」すると、文章は、驚くほどよくなる。 「Googleドキュメントを文章推敲プラットフォームとして使う」という、誰でも思いつきそうな、しごく単純なアイデアだが、実際にやってみると、驚くほどの威力があり、新鮮な感動を覚える。これは、集合知を使った文章推敲のイノベーションだ。 この「みんなで推敲」の体験談の発表会が8月30日に開催された。具体的に、どのように「みんなで推敲」が行われ、文章が改良されていくのか、そのプロセスが分かる、たいへん興味深い内容だったので、この記事でまとめる。 今回発表を行ったのは、ふろむださん主催の[面白文章力クラブ]のメンバーの3人。このクラブは、ライティングの初心者からプロまでが集まって「みんなで推敲」を行う場所だ。 わたし自身、

    驚くほど上達する「みんなで推敲」体験事例の発表会まとめ
    ijustiH
    ijustiH 2019/09/01
  • 『眼の誕生』はスゴ本

    「世界の見えかたが一変する」という意味で、目からウロコの一冊。 先入観やバイアスは、明示されるまで気づかない場合が多い。例示されて初めてハッとする。それまで、「見えている」と思っていたものが、実は「見て」すらいなかったり、「見える=存在する」という思い込みの強さに囚われていたことに気づく。 見えていない ≠ 存在しない わたしの「世界の見えかた」を変えたのが、爆撃機の話だ。第二次大戦中、敵機の攻撃から生還した爆撃機を調査した統計学者が、ある提言をした。それは、「被弾箇所(赤ドット)ではなく、空白部分を強化すべし」というのである。なぜなら、空白箇所に被弾した機は、そもそも生還しなかったからという理屈だ。 「生存バイアス」とも呼ばれるこの理屈、ポイントは「見えている」という時点で何らかの選択がされていることだ。したがって、「むしろ見えていないものは何か?」という観点から「それはなぜか?」を考え

    『眼の誕生』はスゴ本
  • 『眼の誕生』はスゴ本

    「世界の見えかたが一変する」という意味で、目からウロコの一冊。 先入観やバイアスは、明示されるまで気づかない場合が多い。例示されて初めてハッとする。それまで、「見えている」と思っていたものが、実は「見て」すらいなかったり、「見える=存在する」という思い込みの強さに囚われていたことに気づく。 見えていない ≠ 存在しない わたしの「世界の見えかた」を変えたのが、爆撃機の話だ。第二次大戦中、敵機の攻撃から生還した爆撃機を調査した統計学者が、ある提言をした。それは、「被弾箇所(赤ドット)ではなく、空白部分を強化すべし」というのである。なぜなら、空白箇所に被弾した機は、そもそも生還しなかったからという理屈だ。 「生存バイアス」とも呼ばれるこの理屈、ポイントは「見えている」という時点で何らかの選択がされていることだ。したがって、「むしろ見えていないものは何か?」という観点から「それはなぜか?」を考え

    『眼の誕生』はスゴ本
    ijustiH
    ijustiH 2019/01/23
    カンブリア爆発以前から生物種は多様だった、ということも示唆されるの?その多様性はなにで表現されるんだろう。
  • この本がスゴい!2018: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    まとめ すごく長くなったので、まとめる。まず、今年のベスト。 このがスゴい!2018のラインナップ。 このがスゴい!2018の一覧は以下の通り。 ◆フィクション 『ランドスケープと夏の定理』高島雄哉(東京創元社) 『舞踏会へ向かう三人の農夫』リチャード・パワーズ(河出書房新社) 『寿司 虚空編』小林銅蟲(三才ブックス) 『直線』ディック・フランシス(ハヤカワ文庫) 『ブッチャーズ・クロッシング』ジョン・ウィリアムズ(作品社) 『槿』古井由吉(講談社文芸文庫) 『平家物語』古川日出男(河出書房新社) ◆ノンフィクション 『知の果てへの旅』マーカス デュ・ソートイ(新潮クレスト・ブックス) 『愛とか正義とか』平尾昌宏(萌書房) 『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』吉川浩満(河出書房新社) 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ふろむだ(ダイヤモンド社) 『文学

    この本がスゴい!2018: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
    ijustiH
    ijustiH 2018/12/01
  • おっさんから若者に贈る「経験を買う」6冊: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    結論から言うと、経験は買える。 適切なタイミングで適切なと出会うことで、しなくてもいい経験や、身につけておくべき知恵を”買う”ことができる。今「おっさん」である私から、20年前の「若者」だった私に、いい仕事をする上で読んで欲しいを選んだ。 20年前は、炎上プロジェクトに飛び降りて、鎮火しつつ撤退する「しんがり」役を仰せつかっていた。負けることは決まっているが、死なないように生きることばかり考えていた。将来に漠然とした不安を感じていたものの、とにかく目の前の障壁をクリアすることが先決だと思っていた。 今はかなり違う。 身をもって得た経験や教訓はあるが、代償は大きく、もっと効率よく結果につなげることができたはず。この「効率」とは要するに時間だ。莫大な時を費やして手に入れた経験は確かに得難いが、そんなことをしなくても積むことはできた。どうすれば可能か、今なら分かる。 それはを読むことだ。

    おっさんから若者に贈る「経験を買う」6冊: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
    ijustiH
    ijustiH 2018/07/09
  • 子どもに戦争を教えるためのファンタジー「弟の戦争」

    世の中のこと、自分のこと、未来のこと… 子どもには、できるだけありのままに教えている。死とセックス、ゲームと勉強については、特に念入りに説明してきている。たいていのことは上手くいったが、見かねた嫁さんがフォローしてくれるときもあった。 ところが問題がある。「戦争」をどうやって教えるかだ。 それこそ、『いわゆる』世界史とは欧米の戦史でもあるので、中高で学べばよい、という見方もできる。あるいは、レマルクや大岡昇平でも読めば想像もつくだろう。 だが、今の戦争の現場はずいぶんと違ってしまっている。その質は「欲望」から発していることに今も昔も変わりない一方で、戦争を構成する要素―― 戦場、兵士、民間人の定義ががらりと変わってしまっている。「西部戦線異常なし」の「戦線」は、最早意味をなさない。 さらに、戦争の現場とその原因との間に、あまりにも沢山の要素が複雑に絡み合っているため、想像力が追いつかなく

    子どもに戦争を教えるためのファンタジー「弟の戦争」
  • 子どもに戦争を教えるためのファンタジー「弟の戦争」

    世の中のこと、自分のこと、未来のこと… 子どもには、できるだけありのままに教えている。死とセックス、ゲームと勉強については、特に念入りに説明してきている。たいていのことは上手くいったが、見かねた嫁さんがフォローしてくれるときもあった。 ところが問題がある。「戦争」をどうやって教えるかだ。 それこそ、『いわゆる』世界史とは欧米の戦史でもあるので、中高で学べばよい、という見方もできる。あるいは、レマルクや大岡昇平でも読めば想像もつくだろう。 だが、今の戦争の現場はずいぶんと違ってしまっている。その質は「欲望」から発していることに今も昔も変わりない一方で、戦争を構成する要素―― 戦場、兵士、民間人の定義ががらりと変わってしまっている。「西部戦線異常なし」の「戦線」は、最早意味をなさない。 さらに、戦争の現場とその原因との間に、あまりにも沢山の要素が複雑に絡み合っているため、想像力が追いつかなく

    子どもに戦争を教えるためのファンタジー「弟の戦争」
  • なぜ糞システムができあがるか

    納期が、予算が、バグフィックスが、性能、デザイン、インタフェース、使い勝手、保守が、可用性が、移行にマイグレーション、稼働率が、糞だ。そもそも要求を満たしとらんまともに動かない糞システムが、なぜ莫大な銭金かけてできあがってしまうのは、なぜか? アナリスト、コンサルPM、SE、プログラマ、テスタ、ヘルプデスク、メンテ、ユーザー、そして経営者と、それぞれの立場から言いたいことは山ほどある。それぞれの立場から「これぞ真の原因!」と叫びたいのも分かる。経営者を除き、全てのキャリアをやってきたから。だから、自信をもって断言する。糞システムができあがる、最も根っこの原因はこれだ。 一つ前の仕事をしている それぞれの立場で「やるべきこと」は分かっている。だからこそ、そのインプットが体を成していないことが明白なのだ。仕方がないので、自分で「インプット」相当を作るハメになる。 例えばプログラマ、プログラミ

    なぜ糞システムができあがるか
    ijustiH
    ijustiH 2011/07/08
  • マクニール「世界史」はスゴ本

    800ページで世界史を概観できる名著。 「シヴィライゼーション」という文明のシミュレーションゲームがある。暇つぶしのつもりで始めたのに、暇じゃない時間まで潰されてしまう危険なゲームだ。マクニール「世界史」もそう。それからどうなる?なんでそうなる?に次々と答えてくれる書は中毒性が高く、読むシヴィライゼーションといってもいい。 ゲームのように面白がれないが、ゲームのように熱中して、マクニール「世界史」の最新完訳版を読む。世界で40年以上にわたって読み続けられており、blog/twitter/tumblr でスゴいスゴいと噂には聞いていたが、たしかに素晴らしい。何が良いかっていうと、「眠くならない歴史」であるところ。 話は少しさかのぼる。流行に乗っかって教科書開いたはいいが、あれだね、睡眠導入剤として最適だね、山川世界史。パブロフのなんちゃらのように、開いた途端、急速に眠くなる。「メソポタミア

    マクニール「世界史」はスゴ本
  • すべてのテトラちゃんへ「大人のための数学/数と量の出会い」

    やりなおし数学シリーズ。 ■1 テトラちゃんという特異点 テトラちゃんとは、「数学ガール」に登場する、がんばり屋でドジっ娘の女子高生。数学はちょっと苦手だけど、あこがれの先輩(ヒロシくんとミルカさん)に惹かれて数学の世界にハマる。 「数学ガール」が素晴らしいのは、このテトラちゃんの存在だ。数学に関する「ふつうの」啓蒙書だと、「先生が生徒に説明する」形式になる。難易度や分野こそ違え、必ずバーチャルな授業の形をとるのだ。異様に飲みこみが早いバーチャル生徒に混じって、読者は教えを「請う」のだ。 ところがテトラちゃんは、数学が苦手。公式を暗記してそこそこの点を取ることはできるのだが、「なぜその公式なのか?」が分からない。「数学は暗記科目」だったわたしと、かなり被る。そんな彼女が、「分かりません」というとき、暗記ではない数学が始まる。努力家なので、分かるまで手を動かす。数学質は抽象化なのだが、そ

    すべてのテトラちゃんへ「大人のための数学/数と量の出会い」
    ijustiH
    ijustiH 2009/12/29
    言葉を尽くす感じにとても尊敬する。それでもいまひとつというのがとっても解せない。
  • 世界を丸ごと理解するために「科学哲学の冒険」

    「おまえは科学リテラシーが足りない」なんて言われると、グゥの音もでない。 理系をハナにかけてる輩からふっかけられると、いつもこうだ。でも科学ってなんなの?極論すれば、科学って宗教の一種でしょ?誰も見たこと/聞いたこと/観測すらできないことを、信じる・信じないの話じゃないの?ホラ、高度に発達した科学は魔法と変わらないなんて言うし――そんな独善に陥っていたわたしに、良いお灸になった。 もちろん原子は肉眼で見えないが、たしかに実在している。そしてその原子の当の姿について、人類は知識を深めていっている――これは"常識"の範疇なんだろうが、この常識的な考え方をただ信じるだけでなくて、議論を通して正当化しようとする――これが、書のテーマ「科学哲学」だ。 …なのだが、どうも著者が主張したい「科学的実在論」の形勢は不利だ。科学は確かに知識を深め、役に立っているのだが、哲学の凶器「相対主義」のバッシング

    世界を丸ごと理解するために「科学哲学の冒険」
  • 「プレゼンテーションZen」はスゴ本

    読むだけでプレゼンが上達する。いや、「見るだけ」で上手くなる。 なぜなら、書そのものが、優れたプレゼンテーションのお手になっているから。 わたしはデザイナーではない。しかし、同じテーマについて、「まずいデザイン」と「うまいデザイン」が並んでいるなら、見分けることができる。デザインの原則――「コントラスト」「反復」「整列」「近接」を使って、凡庸なシートが、ダイナミックで統一感をもったものに変わっていく過程は、"見た"瞬間に理解できる。 世界プレゼンコンテストで第1位のジェフ・ブレンマン[URL]とか、「でかいプレゼン」で有名な高橋メソッド[URL]、マレーシア大学薬学部教授の講義スライドを読むというより、"見て"いるうちに、優れたプレゼンのキモに親しむことができる。もちろんビジュアルもテーマも全然ちがうが、どのような効果を狙っているか?そのためにどんなデザイン戦略でいるのか?が伝わってく

    「プレゼンテーションZen」はスゴ本
    ijustiH
    ijustiH 2009/10/24
  • 東大の受験生に何を読んでもらうか?

    ブックディレクターという仕事がある。 人や場所に応じて、を選ぶ「棚作り」をするのだ。をたくさん読んでるだけではダメで、読み手(候補)とのコミュニケーションを通じ、「手にとってもらう/読んでもらう」工夫を創造しなければならない。 さて、仮にアナタが「ブックディレクター」だとして、こんな注文が来たとしよう。「駿台予備校駿河台3号館の棚をディレクションしてください。ここに通う受験生は、東京大学を第一志望としています」アナタなら、どんなをどうやってレイアウトする? 答えは最後のお楽しみ。これは、ブックディレクター幅允孝氏が、実際に手がけた仕事なんだ。先日、彼の話を直接聞ける機会があったので、反応のようなものを綴ってみる。 その場は「ホントーク」、にまつわる気のトークという意味らしい[参照]。ゲストにを5冊選んでもらい、それをサカナに幅氏と気のトークをするという企画。今回のゲストは、

    東大の受験生に何を読んでもらうか?
    ijustiH
    ijustiH 2009/09/09
  • 「本の現場」はスゴ本

    出版関係者は必読、好きな方も。 「はどのように生み出されいているのか?」「はどのように読まれているのか?」というテーマで連載していた記事をまとめ+補記したもの。たくさんの気づきと、手がかりと、新しいヒントが得られたスゴ。ヒントは追々このblogで実験していこうかと。 ■ ホントに「」は読まれなくなったのか? そんな疑問を、ずっと抱いている。たしかに通痛電車でケータイ(端末・ゲーム)を弄っている人は増えたけど、文庫を広げている人もいるわけで、それだけでケータイがを駆逐している!と煽られてもなぁ。図書館も盛況だし、子どもが通う学校も「朝の読書」にえらくチカラこぶ入れているようだ。 そして、「が売れない」というのも実感がわかない。いきつけの書店はいつもごったがえしており、レジに並ぶのがイヤでついAmazonを利用してしまう。村上某の新刊山に「お1人さま2冊限り」のタレ幕が下がってた

    「本の現場」はスゴ本
  • 「筆談ホステス」に学ぶ

    銀座のクラブのNo.1は、「筆談するホステス」という話。 幼い頃の病気で、耳が聞こえない。そのため、声によるコミュニケーションができない。当然のことながら疑問が出てくる。耳の聞こえないコに、ホステスなんてつとまるの? そんな問いかけに、彼女は明るく、"Yes!"と応える。メモとペンを使った筆談だけで、銀座No.1ホステスになったと帯にある。表紙のタイトルは、彼女の自筆で、文中にもちょくちょく出てくる。ていねいで、美しい字だ。 字ばかりでなく、ご人も然り。いわゆる美人顔だ。営業中(?)の写真を見るかぎり、一流の雰囲気がただよう――とはいっても、会話ができないというのは、接待職ではかなりのハンディキャップなのでは?と、いらぬ心配がページを進める動力となる。 しかしながら、余計なおせっかいのようだ。愛用のロデアのメモパッドにとモンブランの万年筆を使って筆談をする。普通の会話に比べると、どうし

    「筆談ホステス」に学ぶ
    ijustiH
    ijustiH 2009/08/18
    「褒める」というより「感心する」
  • 「死ぬときに後悔すること」ベスト10

    余命、数週間。不自由な体、満足に歩くこともできない。日中も寝ている時間が多くなり、頭もうまくはたらかない ──そんな人生の最終章の人に向かって、こう問いかける。 いま、後悔していることは、何ですか? 「死ぬときに後悔すること25」の著者は、終末期における緩和医療に携わる医師。現場で見聞した、「余命いくばくもない状態で、後悔すること」をまとめたのが書なのだ。得られた答えは、多様でいて一様だし、複雑なようで単純だったりする。 もうすぐ自分が死ぬと分かっている人が、何を悔いているのか。これを知ることで、わたしの人生で同じ後悔をせずにすむのだろうか。考え考え読んで、いくつかの「先立つ後悔」を得ることができた。後悔は後からしかできないものだが、これはわたしにとって「先悔」となるものを、ランキング形式でご紹介。書では25章に分かれているが、わたし流にベスト10に絞ってみた。 第10位 健康を大切に

    「死ぬときに後悔すること」ベスト10
    ijustiH
    ijustiH 2009/08/11
    第6位 タバコを止めなかったこと/第9位 感情に振り回された一生を過ごしたこと