JR西日本とJR九州が平成23年春から鉄道用IC(集積回路)カード乗車券の相互利用を開始することが24日、分かった。25日にも発表する。九州新幹線が同年春に全線開通し、山陽新幹線との直通運転が始まるため、在来線への乗り継ぎをスムーズにすることで利用拡大につなげる。22年春から九州と相互利用を始める東日本も加わったJRグループ3社で連携し、電子マネー機能でも相互利用に乗り出す予定。 JRグループのIC乗車券では、すでに西日本の「イコカ」(発行枚数約500万枚)と東日本の「スイカ」(同約3千万枚)の相互利用が可能になっている。新たに九州の「スゴカ」(同約20万枚)が西日本の「イコカ」、東日本の「スイカ」と相互利用できるようになるわけだ。 会員制の新幹線チケットレスサービス「EX−IC」と3社のICカードを併用すれば、新幹線を利用した際に在来線に乗り継ぐために改札を一度、出なければならなかった煩