開発期間半減に向けた七つの取り組み 倍速開発は七つの取り組みで実現する。開発工程だけでなく、要件定義段階からメスを入れて効率化を図る。 「要件定義段階のミスは、大きな手戻りにつながる。上流の作業品質強化は生産性向上の必須条件だ」と、技術開発本部副本部長の木谷強ソフトウェア工学推進センタ長は話す。 上流作業の強化の一環で、同社が来年4月から本格的に開始するのが、要件定義書のレビューだ。技術開発本部が各プロジェクトの要件定義書に点数を付けて客観的に評価する(図2)。 点数を付けるために、同社はまず、「要件定義書に何を記載するべきか」を規定。同社の開発標準や国際標準のドキュメントを参考にし、全5章、18節からなる「要件定義ガイドライン」として昨年9月に作成し、さらに採点の仕方を「要件定義書スコアリング手順書」としてまとめた。 ソフトウェア工学推進センタの大杉直樹シニアエキスパートは「形式的に正し
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