RFPチームでひと通りRFPを書き上げたならば,ベンダーに提示する前に,必ず社内レビューを受けることを強く推奨する。レビューの目的は,RFPに記載された要求に,漏れ,偏り,無理,無駄,矛盾がないかどうか,第三者の目を通してチェックすることである。 従って,レビューのメンバーとしてはRFPチーム以外に,業務要求の洗い出しのときに協力してもらったエンドユーザーに参加してもらうことが望ましい。さらにエンドユーザー部門,情報システム部門のマネジャーにも参画してもらいたい。可能であれば,実際に調達の段階で最終的な決裁権を持つ経営者や上級マネジャーに参加してもらえるとなおよい。それによって,調達の最後の段階(ベンダー決定から発注金額合意の段階)になって「俺は聞いていない」とすべてをひっくり返されるリスクを解消する事ができるからである。 プロジェクトを推進していて何が最もつらいかといえば,最後になって事