田辺三菱製薬を業務停止=子会社が試験データ改ざん−16項目で薬事法違反・厚労省 田辺三菱製薬を業務停止=子会社が試験データ改ざん−16項目で薬事法違反・厚労省 田辺三菱製薬(大阪市)の子会社バイファ(北海道千歳市)が血液製剤について、製造販売の承認申請に必要な試験データを改ざんした問題で、厚生労働省は13日、試験や製造過程で16項目の違法行為が確認されたとして、薬事法に基づき両社に業務停止と再発防止を命じた。 停止期間は田辺三菱が17日から25日間で、処方せんが必要な第1種医薬品の製造販売が対象。販売済み医薬品の安全管理や、代替性のない7品目は「医療現場に混乱が生じる恐れがある」として除外した。バ社は14日から30日間。 大手製薬会社が承認手続きの不正で処分を受けるのは異例。同省は不正発覚後、両社に立ち入り検査し、改ざんの経緯を調べていた。 同省によると、問題の血液製剤はやけどや出血