厚生労働省は13日、今年の第2四半期(3月29日〜6月27日)に、新たに報告されたエイズ患者は129人に上り、四半期ベースでは過去最多だったと発表した。すべて検査で把握されないまま発症した新規のエイズ患者で、このうち男性は125人、30代以上が8割以上を占めた。 4年ぶりに母子感染が確認されたほか、一部で献血を通じて感染が判明するケースも相次ぎ、同省エイズ動向委員会は「国民の関心が薄れていることが危惧(きぐ)される」としている。 【関連記事】 ・ 【特集】健康になりたい!メタボにはこれが利く ・ HIV「陽性」と誤通知=保健所、別人の結果と取り違え ・ 薬害エイズの「実績」に期待=B型肝炎訴訟の原告ら ・ 「期待せずにいられない」=B型肝炎訴訟の原告ら ・ 昨年のHIV検査、大幅減=新型インフル影響か