夏季休暇を取って関西方面に出かけた帰りの8月17日正午頃、場所は名神高速の大山崎IC辺り、片側2車線の追い越し車線を走っていたときだった。突然、前を走っていたミニバンがウインカーも出さずに、左の走行車線に逃げるように移動した。 「?」。名古屋や大阪、京都など各地で自動車を運転することも多く、一部では東京のようにお行儀がよくないのは知っている。その手の運転の乱暴なドライバーなのかなと思った。その瞬間、目を疑った。2つの白いライトがこちらを照らしている。その距離100メートルほどか。 「逆走車だ!」。同乗者に確認するかのように小さく叫ぶと、返事を待たず、走行車線が空いているのを確認して素早く車線を戻した。 その間、何秒だったのか。頭は真っ白、心臓はバクバクした。少なくとも、こちらは時速80キロ程度は出していた。正面衝突したり、後続車に突っ込まれたりすれば大惨事だが、他の車も取りあえずは、何事も