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ブックマーク / sumus.exblog.jp (3)

  • 日本象徴詩集 | daily-sumus

    百万遍で三冊千円のコーナーにて。未来社同人編『日象徴詩集』(玄文社、一九一九年)。発行者は長谷川巳之吉になっている。むろん後の第一書房主。序文、三木露風。三十二人のアンソロジーである。 三木露風 柳沢健 西條八十 増野三良 二宮典美 北村初雄 椙森事麿 上里春生 横山弁人 川浩 前田正嗣 斎藤正雄 伊藤百蓮 加藤精一 灰野庄平 上田敏 北原白秋 堀口大学 斎藤佳三 喜志麦雨 近衛直麿 浜野英二 竹内勝太郎 保科良造 前田春声 竹友藻風 山宮充 新城嘉香 日夏耿之介 河井酔茗 蒲原有明 ÷ こちらは最新の詩集、水島英己『楽府』(思潮社、二〇〇八年)。「山帽子」の冒頭。 なにもすることのない日がいつかはやってくる なにもわからずにこの世界に泳ぎ出した日が終わる 慈眼寺の門前には無断で入るな、散策するなという看板がある 無断で生れ、散策するように生きてきた あの世を管理する権力 この世を管理

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  • アルベール・サマン名訳集成 | daily-sumus

    『アルベール・サマン名訳集成』(盛林堂ミステリアス文庫、書肆盛林堂、二〇一二年一二月一九日)を頂戴した。御礼申し上げる。サマンとはいまどき誰も知らない詩人ではないだろうか? と思ったら青空文庫には「クサンチス」が入っていた。これは書にも巻頭に収められており、要するに森鴎外が訳しているから残っているということなのだろうが、かなりの名訳である。面白い。ディズニーのアニメーションに絶対ありそうな設定である。未読の方はぜひ一読されることをお薦めする。 サマンは一八五八年にイル・ド・フランスのマニ・レザモ(Magny-les-Hameaux)に生まれた、十四歳のときに父を亡くし学業を中断、商店に就職した。一八八〇年頃にパリへ出て市役所の事務員となり、シャ・ノワールの詩のつどいに参加するようになって詩作も格的に始めたようだ。ボードレールから強い影響を受けた。九三年に『王女の庭で Au jardin

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  • 鶉屋書店 | daily-sumus

    東京都台東区谷中七丁目十八番地十三号にあった鶉屋書店の古書目録。発行日は記載されていないが、後述するように昭和五十三年のものである。 《改築のため永い間ご迷惑をおかけ致しました 誠にささやかな目録ではございますが 能うかぎりの極美を選びました なお大変勝手なお願いでございますが 今回は御売約の品も特にお許しをいただき開店より三日間 当目録全品を店内に展示させていただきます 書棚にも精々お目に新しいものを差しいれます 何とぞ 御一覧を賜りますよう切にお待ち申し上げております》 《憶えば戦いに生き残り 遥々と帰りついた瓦礫の中から 古書店としての私の人生が始まりました 最初に売れたが露伴の「五重塔」 何か因縁めいたものを感じます よいお客さま よい先輩 よい友達に恵まれながらも たどたどしく稔りの少ない道でした 古書もなりわいとなっては 一冊を願望することそれはすでに修羅です 最早や五十の

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