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romanceとセルクマに関するinmymemoryのブックマーク (18)

  • 折り紙つき - 心揺々として戸惑ひ易く

    今は未だ、 言葉或いは行為が至らないことで、 あなたに誤解を与えて傷つけたり、 不快な思いをかけたりするかもしれない。 穴だらけの理論や主張の矛盾に ときに激しい反感を覚えるかもしれない。 怒りや憎しみが心を蝕み、 全てを放り出したくなるときだってあるだろう。 それでも。 伝えたい言葉があって、 繋がることを諦めずにいる限り、 氷解できる機会が得られる。 疑念のフィルターを外し、 互いの思いを信頼し、想像し合い、 言葉を紡ぎ合えば、 そこで見つかる配慮や期待を感じ、 更には強がり、不安、寂しさまでもを 思いやりを持って汲み取れば、 最後には、ごめんねと言い合える。 乗り越えた後は、試練の前よりも ずっと太い糸で繋がっている。 意味の無い試練は、きっと無い。 でも、そこに到達できる確率は、 恐ろしく低いのだと思う。 大抵は、決裂してしまうもの。 どちらか一方でも、わがままな思いを 押し付けよ

    折り紙つき - 心揺々として戸惑ひ易く
    inmymemory
    inmymemory 2012/12/20
    恋愛的側面でいうところの運命の人に出逢うよりも、ずっと得難く、また価値が高いのは、互いに成長し合える信頼関係ではないだろうか。婚活よりもまずはSelf-esteemが何より大事なように。
  • No pain, No gain - 心揺々として戸惑ひ易く

    責任を引き受ける覚悟があるかどうかは、 振る舞いや発言に表れる。 覚悟ならしている。 徐々に、ではあるけれども。 関係を築くまでには、過程があって、それに伴い、 心も状況も変容していく。 「不変」というのは、一長一短で、 それによって、不信に思うこともあれば、 挽回ができて救われることがある。 ちょうど第一印象が最悪の相手と恋に落ちるように。 「そういうのは、無し」で失われた境界線によって、 「心を許せている」という領域に至れた。 「求めてはいけないから」という弁明を受け入れ、 「気を遣わなくてもいられる」安心感を与えられた。 進んだのか 退いたのか 完成されたのか 砕け散ったのか 自分だけがしてあげられること 欲しいのはレーゾンデートル 答えは相手に委ねることにしたとき 得られたのは「救われている」のひとこと。 深い深い海の底に沈み 塩をかけられたなめくじのように消え これまで関わった全

    No pain, No gain - 心揺々として戸惑ひ易く
    inmymemory
    inmymemory 2012/12/18
    これまで書いた中で最高傑作。異論は認めない。私的な一番なんだからね/id:kanimasterさん>これは詩ではなく私信で、会話と事実と虚構の各要素で表現も分けてますが、誰にも理解できない内容になり、すみません・・・
  • 瞳の奥に - 心揺々として戸惑ひ易く

    あなたを見つめるこの瞳の奥に 録画装置を内蔵しよう 保存されたあなたをいつでも再生できる 幻灯機も内蔵しよう 曖昧で壊れやすい ぼくの記憶の精度を補正しよう 完全で完成されたその美を 精細に余すことなく ぼくの瞳に繰り返し映し出そう 時と共に残酷な過去を風化させ 甘い思い出に置き換える 都合のいい脳の記憶は リセットさせよう あなたとの 無骨でぎこちないあの遣り取りを 掛け値なしに保存しよう 残酷であるからこそ この思いが生まれ育まれたと あなたもいつか知れるように あなたを見つめるこの瞳の奥に 録画装置を内蔵しよう

    瞳の奥に - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2012/12/03
    不恰好なままでも、ありのまま再現できたなら。
  • 今宵あなたに - 心揺々として戸惑ひ易く

    細君の健康のためにそば茶を買い、 「明日飲んでね」と渡したところ、 「私も、あなたのために買っておいたの」と 冷蔵庫から玄米茶を出してみせた。 二人とも同時に 「『賢者の贈り物』みたいだね」と言った。 そして、笑った。 クリスマスじゃなくても、 伝えたい、その日が記念日。 賢者のおくりもの 作者: オー・ヘンリー,リスベート・ツヴェルガー,矢川澄子出版社/メーカー: 冨山房発売日: 1983/12/03メディア: 単行購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (13件) を見る

    今宵あなたに - 心揺々として戸惑ひ易く
    inmymemory
    inmymemory 2012/05/31
    短いから、はてなハイク( http://bit.ly/KepYdB http://bit.ly/L073z0 http://bit.ly/NgDZFN)に書こうかと迷った。
  • 恋は愚かというけれど - 心揺々として戸惑ひ易く

    恋は人を愚かにする。 でも、愚かだからこそ、リアルで、刹那的で、いとおしい。 フランス映画恋愛ものは大抵は愚かそのもので、エリック・ロメール監督*1作品はそれをよく描いているし、往年の名画で描かれる男女も同じようなもので、『終着駅』*2のただならぬ陳腐さは驚愕に値する。 とはいえ、漂う哀切感を一笑に付せないのは、この悲恋という甘美な美酒に陶酔する喜びを一方では求めているからであろう。 恋心はかくも人を愚かにさせ、素直になれずに天邪鬼になったり、相手や自分を傷つけずにいられなくさせたりする。それでも時折、不意に当の思いが溢れ出て、言葉や態度に表出したとき、信じ難いほどの煌めきを放つ。 「ねえ、レン。」「ウン?」 「‥‥無理だよ、もう昔みたいにあんたとは暮らせない。あたしにも意地があるから。‥‥でもたまにこんな風に会って、抱き合ったり、お互いのこと話したりできたらいいなと思う。‥‥それでい

    恋は愚かというけれど - 心揺々として戸惑ひ易く
    inmymemory
    inmymemory 2012/02/06
    思いが重なってるときに交わした言葉の煌きを、感傷と共に心でリピートしてみても、永遠に失われたまま。言えなかった「好き」「ありがとう」「ごめんね」の数だけ、思いは募る。こうして痛みは、やさしさを教える
  • ずっとずっと後 - 心揺々として戸惑ひ易く

    この一瞬を冷凍保存して、永久保存できたなら。 幸せの最中には不思議とそう感じていない。 いつだって、心の底で暗躍する深い感情は、 想念として結実する手前で意識化に潜み、 その場に相応しい言葉を奪い去る。 ずっとずっと後になって、思い返し、 そうして、はっきりと悟るのだ。 あの瞬間は、永久保存版だったと。 あんなに甘えた声をあなたが出すなんて、 想像もつかなかった。 しかも、自分との関わりの中で、 あんなふうに変わるとは。 自分の言葉や思いが、誰かを救ったり、 敬服や心酔、それのみか恋愛感情を喚起するなどと 思いもしなかった。 レーゾン・デートゥルを見失っていたあの頃、 たしかに、あなたに必要とされた。 短くも美しいあの日々はそのまま羅針盤となり、 心にある北極星の在り処を教えてくれた。 見上げればいつでも、北極星はそこに在り続け、 N極の先には、あなたがいた。 永遠に続くかと思えた僅かな月

    ずっとずっと後 - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2012/02/06
    真夜中にふと言葉が溢れてくることがある。心の奥の奥の底に置き忘れた思いが意識にのぼるとき。それはいつだってずっと後になってから。想いは時の手に委ね、言葉に帰結する。
  • inmymemoryの最近の活動:どうしようもないくらいの感傷 - livedoor Blog(ブログ)

    「Cap ou pas cap?」 「Cap! Bien sur!」 かつて、あなたがあのブログにリンクした映画を観て、 あなたの目指していた天衣無縫がどういうものなのかが 分かったような気がしたよ。 思えば二人で破天荒なことをしてきたよね。 心を通わせていた頃の二人は、 愛してるとは違ってると言いながら、 世界中の誰よりもひとつだった気がするよ。 「のる?のらない?」 「のるさ!もちろん」 大切なものを失うくらいなら、 あのままハチャメチャのままで いっそのことよかったのかもしれない。 それとも、 「マディソン郡の橋」のあの有名な 「これが最後の物の愛だ」という最後の言葉のように 告げることもせずに、 "始めなければ終わることもない" 美しいままの恋として、 永遠に封印すればよかったのかもしれない。 いずれにせよ、よく言われる様に、 人生は選択の連続であり、 なにかを選ぶということは、

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    inmymemory 2012/01/30
    つらいときや、むなしいとき、さみしいとき。いつでも、助けてくれたのは、映画だったな。昨日は「めぐり逢えたら」で泣いた
  • 冬の寒さ - 心揺々として戸惑ひ易く

    http://h.hatena.ne.jp/kananaka/9234074414912868334 >未明の気温が、ついに氷点下10度を下回った。さすがに寒さで目が覚めるを通り越し、一晩中、眠れんかった…orz >ヌコとふかふかのお布団のマリアージュ(組合せ)は平和の象徴。思わず目尻が下がる、今宵はクリスマスイブ。 あれは5年前のちょうど今頃。 初めて過ごす札幌の冬は、予想を遥かに超えて寒かった。 あの冬の最低気温もたしか氷点下10度を下回ったと思う。 誤算だった。 連日35度を記録した真夏の横浜から引越しした当初は天国のように感じていた気温の低さが、半年後にはこんなにも僕を苦しめるなんて思いもしなかった。 あの頃の僕にもがいたら、きっと幸せだったのかもしれない。 孤独で過ごす北の大地は僕にとって、圧倒的な強さを誇る怪物そのものだった。 翌年の冬。その頃には恋人がいたから、寒さを孤独で

    冬の寒さ - 心揺々として戸惑ひ易く
  • True love never runs smooth - 心揺々として戸惑ひ易く

    ウィリアム・シェイクスピア「真夏の夜の夢」の有名な一節“The course of true love did run smooth. (とかく恋路はままならぬ)”をもじったと思われる「True love never runs smooth(邦題:恋は異なもの)」という曲は、1963年にジーン・ピットニーによってビルボード最高位21位のスマッシュ・ヒットを記録した、バート・バカラックの名曲である。 いまだにDVD化されていない1997年の月9ドラマ『ラブジェネレーション』を先日初めて再放送で観た時、頻出する真っ青なバックの看板・ポスターにあるキャッチコピー「True love never runs smooth」にピンときて、調べてみたところ、やはりバカラックの曲からの引用だった。 しかも、主題歌の発注を受けた大瀧詠一が「お互いに惹かれあっているのに、内なる気持ちを、素直に好きと言い表せな

    True love never runs smooth - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 2年という歳月 〜まだ見ぬ恩人に捧ぐ〜 - 心揺々として戸惑ひ易く

  • みそひともじで綴った相聞歌〜ケータイメール篇 - 心揺々として戸惑ひ易く

    2005/6/22 8:12 件名 おはよう。 夕べは気の利いた返事をしようと いろいろ考えてたら、携帯握ったまま 眠ってしまいました(笑) 東京は今日も雨です。 2005/6/22 8:40 件名 そうだったの(^_^) その気持ちが嬉しいよ “雨の中僕にメールをする君に恋に落ちてる天気になあれ” 2005/6/22 8:48 件名 (^_^) 君に、じゃなくて 君と、と言ってw 「(電話を)切るのが名残惜しい」と言う彼女に 「寝たら、夢で逢えるかもよ」と返答し、 電話を切った翌朝。 2005/6/22 8:10 件名 おはよう(^_^) “「逢いたい」と照れながら告ぐ君になら夢で逢えると夢見るも夢” また夢はみれず(*_*) 2005/6/22 9:23 件名 (nontitle) “夢逢いの きみの仕種の 熱さえも 告げざれば永久に 我のみのもの” あー、いい夢だったなぁ(笑) 20

    みそひともじで綴った相聞歌〜ケータイメール篇 - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2008/03/10
    こういうのを掲載するのも最後かも
  • 言葉に縛られる - 心揺々として戸惑ひ易く

    1 あの日も雪が舞い降りて、積もりはじめたばかりのそれを踏みしめるたびに ギュッギュッという鈍い音がした。 僕は別れた彼女のことばかり考えていた。 それは高校3年の冬だった。 初夏に始まったその恋人期間は、翌年の初夏に散っていった。 2 高校2年の初夏。 「海へ行かない?」 なんとなく海を見たくなった僕は、同じ演劇部の女子を誘って、海へ行くことにした。 通っていた学校から15分も歩くと、海はある。 僕は幼い頃からよく父に連れられてそこで潮干狩りや海水浴を楽しんだ。 砂浜は踏みしめるとギュッギュッと音が鳴るので「鳴り砂」として有名だった。 二人で音を奏でながら、波打ち際を並んで歩いた。 テトラポットに腰かけ、日が暮れるまでの何時間もの間、 ほとんど言葉を交わすこともなく潮の流れが少しずつ変化していくさまを眺めた。 ザザーという潮騒と空を駆けるウミネコの鳴き声が聞こえるだけの静かな世界。 夏に

    言葉に縛られる - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 人は信じようとしているものを信じる。そこがいい - 心揺々として戸惑ひ易く

    「なにこの既視感」 のようなチラシの裏に書くべき個人的心情吐露が、 予想以上に多くの人に閲覧されて戸惑っている。 今日にでも削除しようかと思ったが、id:narukamiさんからコメント欄で質問されたので、 せっかくなので、更に補足記事も書こうという気になった。 例によって長文の自分語りサーセン>< 以前にも少々言及したが、僕は「謎は謎のままであるほうが美しい」と思っている。 小説よりも詩を書くことのほうが圧倒的に多いのは、作品として捉えたみたときに、 具体的な背景はないからこそ、読み手が各々の状況によって都合よく変換し、 結果、自己の内面が照射されるということを僕は望んでいるからだ。 まるで、僕が「好きな人ができてしまった。」を読んで、自分の過去に思いを馳せたように。 例えば、歌詞として作った「十一月の雪」という作品を、 「なにこの既視感」 を読んだ人と読んでいない人とでは、 感想がまる

    人は信じようとしているものを信じる。そこがいい - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2008/02/23
    コメントの返答するためとはいえ、テーマが拡散し杉><。いつか分ける
  • なにこの既視感 - 心揺々として戸惑ひ易く

    「好きな人ができてしまった。」を読んで不思議な気持ちになった。 ここ数日になって、何故突然、個人的な内容をブログに書き出し始めたのか、 実は自分でもよく分からなくなっていた。 しかし、この増田のダイヤリーを読んで、ようやく合点がいった。 僕は怒っていたのだ。 裏切りを。 僕は悲しかったんだ。 心変わりを。 僕は戸惑っていたんだ。 状況の変化を。 僕は愛していたんだ。 それでもなお。 僕はこの増田と全く反対の立場でフラれた。 別れる一ヶ月前に結婚話を彼女からもちかけてきたのは、 別の人を好きなった気持ちを抑えるためだったと今は邪推している。 遠距離だったが、毎日連絡を欠かすことがなかった。 お互いにとって、これまでに恋愛で悩んできたことが馬鹿馬鹿しくなるくらい相性がよかった。 全てが完璧に思えた。 ある日、僕は会社で精神的に辛い出来事があった。 しかし、いつもそうしているように、そういうとき

    なにこの既視感 - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2008/02/21
    あんなに「(肝心なことは)書けない」と前の記事でもぼやいたばっかりなのに、増田読んでからたった15分で一気に書き上げた。この調子だと小説を脱稿できるのは意外と早まりそう。てかブログでネタバレ書き杉><
  • 傷つくのが怖けりゃ恋なんてしないほうがいいのかもね〜理不尽は理不尽なまま - 心揺々として戸惑ひ易く

    「自分語りが止まらない女性をおとなしくさせるのに最も効果的だった方法」への反応に答えて、補足を書こうと思うのだが、まるで納得が得られない内容になりそう。サーセン>< 瀬をはやみ 岩にせかるる 瀧川の われても末に 逢はんとぞ思ふ  祟徳院 *1 僕が信じているのは運命ではない。まして恋心ではない。もし誰かの心を意のままに操ろうとするなら必ずや挫折するであろう。 僕が信じているのは、自分の心。 状況に左右させない、決して失うことのない希望の光。*2 ところが、どうであろう。 その固く誓った心と心が触れ合う喜びを失った途端、孤独がまるで巨大な怪物に思えてしまう自分がいる。 わたしにはそのときに理解できたの。 わたしたちは素敵な旅の連れであったけれど、結局はそれぞれの軌道を描く孤独な金属の塊に過ぎなかったんだって。 遠くから見ると、それは流星のように美しくみえる。 でも実際のわたしたちは、ひとり

    傷つくのが怖けりゃ恋なんてしないほうがいいのかもね〜理不尽は理不尽なまま - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2008/02/21
    id:hatayasanさん<「思い切っても、かまわないのかな」ええ、おそらく。情熱は燻らせずに、青臭くても滾らせるのが美しいかと。 id:SeiSaguruさん<あれそんなセンチメンタルな内容に感じましたか?つか面白いお兄さんってw
  • あの時、勇気があれば - 心揺々として戸惑ひ易く

    あの日、共通の友人結婚披露宴で偶然、同席だったね。 久しぶりに見たあなたは、とてもきれいに着飾って、昔と同じで、瞳をきらきらさせながら、僕を見つめた。 何年、時が経っても、僕はあなたの存在が特別なんだって、あの時気付いていたはずだった。 あの日は、お互い、隣に別の人がいて、既に別々の人生を歩んでいた。 そんなことになるくらいなら、あの日、勇気をもって「元気そうだね。逢えて光栄です」とだけでも伝えたらよかった。 あなたは待っていたんだね。僕のひとことを。 僕はあなたの心にも、自分のドキドキにも、気付かないように、思いを全て押し殺していたんだね。 寂しいのは、結果ではない。今の状況ではない。あの輝く日に、想い出を残せなかったことだよ。 たいせつな思いは、容易く言葉にできないもの。 今夜は冷えるけど、その分、星もよく見えるんだよ。 もしも僕の目が見えなくなる代わりにこの輝きをあなたの元に届ける

    あの時、勇気があれば - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 百種の言 - 心揺々として戸惑ひ易く

    あなたと別れてからこれまでの間、自分の感情と向き合い、身の振り方を追究してきた。 “どうすべきか”ということは分かっている。 問題は“どうしたいか”だ。 その答えには、疾っくに気づいている。 自分の心は決まっている。 僕があなたの心を盗んだのは、まさに畢生の大業と呼ぶに相応しい、ウルトラCの奇跡だったね。 “もう誰も愛すまい”とあれほどまでに固く閉ざしていたその心を、まるで飢えた猛禽がヒヨコを仕留めるように僕はまんまと奪い取った。 それがあまりにも首尾よくできたものだから、どこかで僕は慢心していたのだろう。 僕があなたをこんなに愛しているのだから、あなたも同じに違いない。つきあってからはいつも、その確信があった。 相手を信頼すること自体は良いことだが、いつしか初心を忘れてしまった僕は、あなたを愛するだけで満足してしまい、(大きな意味で)守る意識が欠けてしまっていた。 相手が何を思い、考える

    百種の言 - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2008/02/03
    cf. 村上春樹の孤独とタフさ→http://d.hatena.ne.jp/repon/20080205 Ray Charles 「I Can't Stop Loving You」歌詞→http://www3.zero.ad.jp/smoke-stings/MRCicsly.html
  • ほんとはずっと - 心揺々として戸惑ひ易く

    第1章 思わず目を逸らした。 いつもの悪い癖だ。 思いも寄らず視線が合うと 反射的にしてしまう。 きみの表情からは、 僕がそこにいることへの驚きと、 「元気?」と訊ねているのが、 一瞬のうちに読み取れた。 予想外のきみの反応に、 僕もまた驚き戸惑い、 結婚式が終わるまで、 きみのいる方に顔を向けることが できなかった。 いつもの悪い癖だ。 第2章 ようやくきみと話すことができたのは、 きみも僕も駅へと向かう帰り道でだった。 その日既に2組の結婚式に参列し、 次のアポイント場所へと向かうべく、 30度に達する陽気の中、 スーツ姿で駅へと急いだ。 途中にある歩道橋で、 先に式場を出ていたきみに追いつく。 その少しやつれたように見える後ろ姿に 懐かしい名前を呼んでみた。 振り向くきみ。 音信不通だった一年の月日が嘘のように、 再会はあっけなく始まった。 第3章 「あの時ね、いろんなことが限界だっ

    ほんとはずっと - 心揺々として戸惑ひ易く
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    inmymemory 2007/11/05
    今春に起こった実話を綴った日記をひっそりと掲載してみるテスト
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