英国政府が、FIFA(国際サッカー連盟)のジョセフ・ブラッター会長に対して、人種差別を容認したとして辞任を要求する意向であることが明らかになった。 この英国政府の対応は、ブラッター会長が先日、米国のCNNおよび中東のアルジャジーラとのインタビューで、サッカー界における人種差別問題について質問された際、「試合中に挑発的な行為を受けたとしても、試合後には握手をして水に流すべきだ」との趣旨のコメントを残したことに端を発している。そして、これを受けた各国メディアが発言を非難すると、ブラッター会長はただちに「発言が誤解された」との声明を発表して火消しに動いた。 だが、英国保守党のヒュー・ロバートソン内閣スポーツ大臣は17日、「これはあまりにも重大なテーマである」と述べ、ブラッター会長の辞任要求を提案すると、労働党のエド・ミリバンド党首も、「ブラッター会長の発言は誠に恥ずかしい。わたしも、サッカー