列島の隅々まで照らす朗報が、北欧のストックホルムから飛び込んできてから4日、興奮は覚めやりそうにない。3氏の栄誉にあらためて敬意を表するとともに、「科学技術立国・日本」建設への歩みがいや増し加速することを期待したい。 2014年のノーベル物理学賞に3人の日本人研究者が選ばれた。わずかな電力で明るい照明などを提供できる青色の発光ダイオード(LED)を開発、実用化した赤崎勇名城大学教授、天野浩名古屋大学教授、中村修二米カリフォルニア大学教授の3氏だ。 青色LEDは既に、携帯電話やパソコンのディスプレー、ブルーレイディスク、信号機、照明器具など、私たちの身のまわりで幅広く使われている。受賞者を選考するスウェーデン王立科学アカデミーが「発明はまさに革新的」として、「世界を照らす新たな光をもたらした」と高く評価したゆえんである。 「世界数百万人の生活の質を向上させた」(米ニューヨーク・タイムズ)、「
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