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2008年10月25日のブックマーク (6件)

  • 消費社会

    「理系離れ」が叫ばれて久しい。これに対して一部の人は学校で理科の時間が少ないからだとか理系の技術者の賃金が少ないからだとか言っているが、そういううわべだけの理由ではなく、もっと直感的な理由があることを多くの人は感じとっていると思う。1970年代にはあったが今はなくなってしまっている、あの雰囲気のことだ。 理系の技術者の賃金がなぜ低いか。それは、技術者はとてもやりがいのある面白い仕事だからである。面白い仕事だから、多少賃金が低くても喜んでやる。極端に言えば、メシをわせてもらえて会社の金で自分が作りたいものを開発できれば、後は何もいらないのである。そう思える人が減っているのが「理系離れ」である。 理系離れの一つの理由には、すべてを「お金」でしか判断できない風潮にもある。そしてそれに加えて、モノ作りの喜びを理解できないという問題がある。これは今までに何回か述べた、「自分の価値観」の問題である。

    isrc
    isrc 2008/10/25
    受け身の態度が定着してしまうと、分からないことによる不満を感じて、何もしなくても満足を与えてくれるものしか受け入れなくなる。こんな態度を続ける限り、「モノ作りの喜び」はきっとわからないだろう。
  • 技術の結晶

    「十分に進歩した技術は魔法と区別がつかない」というクラークの第三法則は非常に有名だが、これはSFが描く未来世界の話ではない。既に起きてしまっていることだ。もはや、ほとんどの人にとって技術は十分に進歩しすぎて魔法と区別がつかない。だから理系離れが起きるのである。 マイコンの出現が技術を魔法にした。今やコンピュータのないハイテク製品は考えられない。すべてのものにマイコンが入り出した1980年代以降に産まれた人は、技術と魔法が違うものであることを知らない。コンピュータは魔法であり、プログラミングは魔法の呪文である。そして、それが技術だと思ってしまっている。今回は、技術と魔法のどこが違うかである。 魔法とは何か。現実に存在しない(と思われている)ものなので難しい話だが、ここでは勝手にこう決めてしまおう。 魔法とは、自然の持っている力をうまくコントロールすることで自分の目的を達成することである。 魔

    isrc
    isrc 2008/10/25
    ラジオ工作は技術だが、プラモデルは技術ではない。これが「部品」と「モジュール」の違いだ。今では、人の目的が複雑すぎて、目的のない部品から作り上げられなくなってしまった。
  • 日経ITPro記者さんのクラウドに関する疑問に勝手に答える:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    ちょっと前になりますが、日経ITProの記者の眼のコーナーに「調べれば調べるほど分からなくなる『クラウド』」 という記事が載りました。クラウドを企業コンピューティングの世界で活用しようとする時に、ある程度企業ITを経験した人であれば誰もが思う疑問だと思いますので、ここで勝手に私なりの回答を書いてしまいます。 1.データの移行はどうするのか? システムにリプレースがあるように,サービスのリプレースもある。A社のSaaSからB社のSaaSにリプレースする場合,A社のSaaSに蓄積されたマ スター/トランザクション・データをB社のSaaSに移行しなければならない。その際,どういう形式でデータを出力できるのか,どうやってデータを運搬す るのか。 この質問に対する答は、「ユーザーは、今までOSのAPIやプロセッサの命令セットにより囲い込まれてきたように、クラウドの世界ではデータにより囲い込まれる」と

    日経ITPro記者さんのクラウドに関する疑問に勝手に答える:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
    isrc
    isrc 2008/10/25
    データの移行はどうするのか?→データにより囲い込まれる/誰が障害を復旧するのか?→堅牢な体制を必要とするシステムをクラウドで稼働してはならない/エンジニアはどう確保するのか?しばらくは混乱状態が続く
  • 回線騒動 | ニセモノの良心

    NHKNHKNTTとKDDIとソフトバンクの「血で血を洗うシェア争い」は携帯電話だけでなく、 テレビの世界でも行われている。 CMでなくて、回線の話。 放送局と放送局を結ぶ回線がこの世の中にある。 東京キー局でいま作っている番組をそのまま地方局でも生放送できるのは、この回線のおかげ。 昔の回線をマイクロ回線と呼んでいた。ただマイクロ回線は雨に弱いため(それでもSNGよりははるかに強いんだけど。)、順次換装され、いまでは全線光ファイバー化されている。 で、この回線インフラを担っているのがNTTCom で、時代はデジタル化。とりあえずデジタル回線増設で2003年以降のデジタル化を乗り切ってきたものの、現在の回線もそろそろ新規へ移行しないと、ワンセグ独立編成にも対応できないし、料金は高いし、大体デジタル放送用の回線も充分に足りていないし。 ということで民放連は、1年位前から(動き自体はもう5年位

    回線騒動 | ニセモノの良心
  • G1はよくも悪くもWeb2.0 - michikaifu’s diary

    テクニカルなレビューは、日経BPさんや、他のブロガーの皆さんのほうが適切に書けると思うので、私はコンセプト・レベルで、昨夜触ってみたG1の印象を語ってみる。 まず、「携帯電話と男はフォームファクターが第一」が標語の私としては、とりあえずG1には及第点をあげたい。思ったより、持った感じのしっくり感がよいし、「パカッ」とあけるときには、普通のHTC製のスライド式キーボード携帯が、ただまっすぐスライドするのと比べ、いったん横にずれてから上にはねあがる感じの独特の感覚。同じT-MobileのSidekickっぽいのは当然。Sidekickを作ったDanger社出身のAndy Rubinがグーグルに移って作ったワケだし、情報筋によると、ハードウェアはHTC(台湾のメーカー)が作ったといっても、グーグル(=Andy)の意向が相当強くはいっているらしい。入力キーボード部分が、ある意味「奇をてらった」iP

    G1はよくも悪くもWeb2.0 - michikaifu’s diary
    isrc
    isrc 2008/10/25
    G1が受けた理由「iPhoneに不満のある人(特にテキスト入力インターフェース)のalternative」/お値段と現時点の完成度のバランスを見るとiPhoneのほうがいい/なんせグーグルだし、G1は「ベータ」だと思っておくべき
  • 小泉さんは泡沫候補だったのをみんな忘れてしまったのか? - アンカテ

    今では竹下登というより Daigo のお爺さんと言った方が通りがいいのかもしれないが、あの人の権勢は凄いものだった。竹下さんが凄いというより、経世会という組織が日の権力中枢そのもので、それだけに内部の権力争いはすさまじいものがあったが、それが日政治そのものだった。 経世会は田中派からクーデターを起こして独立した派閥だが、その政治手法は長年、自民党政治を支配した田中角栄のものそのもので、 大平、鈴木善幸、中曽根康弘政権樹立の大きな原動力となり、総理・総裁を目指すには、田中派の協力なしでは不可能と言われていた。 という状況が、そのまま経世会に引きつがれ、2001年の小泉さんの総裁就任まで続いていた。田中角栄の総理就任(1972年)から数えると、30年近く日を支配してきた権力構造そのものの中枢にいたわけです、Daigo のお爺さんは。 竹下派七奉行 - Wikipedia Wikiped

    小泉さんは泡沫候補だったのをみんな忘れてしまったのか? - アンカテ
    isrc
    isrc 2008/10/25
    「世間」のコンセンサスが得られない時に、物事をどう決定したら良いのか、その一つのやり方を鮮かに小泉さんは演出して見せた。あの時点で、我々は経世会をどうしたかったのかをもっと考えた方がいいと思う。