日本在住の黒人作家、バイエ・マクニールさんは「ガキの使い!大晦日年越しSP絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」(日本テレビ・2017年12月31日)の画面を撮影し、「#日本でブラックフエイス止めて」とTwitterに投稿した。
メディアが称揚するようなバラ色の楽園、そんな聞こえの良い話が実際に待っているはずはない。大分県の「村八分」報道は世間を大いに驚かせた。が、全国の夢多き移住民のハマったぬかるみは深い。ゴミ出しすら許されない、その地獄の実態をご紹介する。 *** 平成がそろそろ30年目にさしかかろうかという時代に、穏やかならざる報道であった。去る2017年11月6日、大分県弁護士会は、「Uターン男性への村八分をやめるよう、集落全体に是正勧告した」というのだ。 狐につままれたような印象があるが、その大要は以下の通りである。 〈68歳の男性は母親の介護のために2009年に関西から大分へUターンした。しかし、2年後に地元住民とトラブルに発展。集落の構成員と認められず、行事の連絡や市報の配布先から除外された。弁護士会は「男性に落ち度なし」と結論づけた〉 大分県内の「村八分」に関する勧告は今回で3例目で、過去2度は非公
大晦日より連続放送されている『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)の再放送。今日は9話から最終回である11話まで放送される(一部地域除く)。 昨日はツイッターでも『逃げ恥』に関するワードが次々とトレンド入りし、放送から1年近くの時が過ぎても、いまだに衰えないこのドラマの人気が改めて浮き彫りになった。 しかし、『逃げ恥』はなぜそこまで視聴者の心に響いたのだろうか? 大ブームとなった「恋ダンス」の影響もあるだろうし、「ムズキュン」とも呼ばれた主人公二人の微笑ましい恋模様の力もあっただろう。しかし、なによりも重要だったのは、社会が保守化し、「家族のあり方」に対しても窮屈な言論状況になるなか、見事にそのカウンターを示したからではないだろうか。 また、この作品がカウンターを示したのは家族に関する問題だけではない。「多様性」に関わる問題もそうだ。 『逃げ恥』の登場人物たちは、オタクだったりゲイだったり毒
米紙「ニューヨーク・タイムズ」の名物連載「コーナー・オフィス」が、2017年10月末をもって最終回を迎えた。 著者のピューリッツァー賞受賞ジャーナリスト、アダム・ブライアントは、連載を通じて総勢525人の大物CEOにインタビューを行い、「リーダーの資質」とは何かを探求しつづけた。 世界をリードするCEOたちは、どんな人々を採用し、どうやってチームを率い、どんな“人生のアドバイス”を大切にしているのか──? 彼が連載の最後に出した「答え」を、前後編で紹介する。 リーダーシップの「男女差」は? リーダーシップについて、男女間に違いはあるだろうか──という質問を、過去に何度も受けたことがある。なんとか違いを探そうとしてみたこともあるが、結局、これと言えることは何もなかった。 リーダーシップのあり方はさまざまだ。 過去10年間、CEOを取材してわかったのは、「内向的か外向的か」「分析が得意か、創造
2017年は、ドナルド・トランプの米国大統領就任から始まり、北朝鮮問題、中国の“強国”化、韓国文大統領誕生……国際情勢はさまざまな局面を迎えた。果たして2018年はどのような年になるのだろうか? 朝日新聞元政治部長の薬師寺克行氏が国際政治を占う。 新たな対外戦略“シャープパワー” 2017年の年末になって、翌年の国際政治を占う意味で重要な言葉が次々と飛び出している。そのいくつかを紹介しつつ、2018年の世界の動きを予測してみよう。 2017年12月中旬、英国の雑誌「エコノミスト」が「Sharp Power The new shape of Chinese Influence」という特集を組んだ。 同じタイミングで米国の外交・国際政治専門誌「フォーリン・アフェアーズ」には「The Meaning of Sharp Power How Authoritarian States Projec
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