台湾の蔡英文総統は6月26日、フランス通信社AFPの取材を受け、台湾の直面する諸問題について語った。このインタビューの中で、蔡英文は最近の中台関係、中国の対外政策、台湾人意識などについて、これまで以上に踏み込んで明瞭な定義づけを行っている。まず、インタビューの中で特に注目される発言をごく一部を紹介する。 ・中国は最近、台湾海峡の現状に影響を与える、より攻撃的な行動をとるようになっている。そう感じているのは台湾人だけではない。中国の行動は、国際社会に、いかに中国が現状を変更しようとしているかを明確に印象付けている。 ・中国による台湾の主権への挑戦において台湾のボトムラインの第一は、我々の民主主義と自由だ。第二に、台湾の主権は尊重されなければならない。第三に、台湾人は自らの将来を決定する権利を有しており、それは損なわれてはならない。 ・我々は、民主主義、経済、国を守る能力、我々が大切にしている
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