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ブックマーク / note.com/stwtcpld (139)

  • 「ルールはルール」を理解しない中国人と、どうつきあうべきか?|華村@中国

    前回のnoteで、日で起きたとある中国人とのトラブルを例に、日人的な「ルールはルールだから、例外を認めるわけにはいかない」というような規範意識を中国の人にわかってもらう難しさについて書きました。 今回は、ではこのような「ルールはルールである」ということをめぐって両者のすれ違いが生じた時に、日人の視点から見てどのように対処・行動し、中国人との対話をしていけばいいのか、ということを書いてみたいと思います。 絶対にいけないこと:大声で頭ごなしに言うまず、前提としてやってはいけないことから書きます。それは、相手がルールを守らないと言うことに腹を立て、ケンカ腰で怒鳴ったり、頭ごなしに叱りつけたりするようなことです。 むろん、こうした態度は日人どうしであろうと、どこの社会であろうと忌避されるものですが、そこには中国人を相手にするにあたって特有な理由もあります。 まず、前回のnoteに書いたよう

    「ルールはルール」を理解しない中国人と、どうつきあうべきか?|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/10/03
    今だからこそ、日本人は中国に限らず「ソト」の世界と、そこに暮らしている人について学ぶと同時に、それらと相対化した自らの姿を知り、それをしっかり「ソト」に向けて説明できるようになったほうがいいのでは
  • 中国人とのトラブル体験談からわかる、「ルールはルール」をわかってもらう難しさ|華村@中国

    に住むとある読者さんから、外出先での中国人とのトラブルの体験談をお寄せいただきました。 その話が、いろいろ語りがいがありそうだったので、ご人の許可を得たうえで(微妙に事実関係をぼかしつつ)紹介してみたいと思います。 無断でバーベキューをしたがる中国人グループある日、読者さんは友達と一緒に、とある公園に併設されているバーベキュー場に行きました。そのバーベキュー場は自治体が管理しており、無料で使えますが、混雑や利用者どうしのトラブルを避けるために事前予約が必要、というシステムをとっていました。 しかし、当日その場に行くと、読者さんが予約したはずの場所でバーベキューを始めようとしているグループがいました。グループは50代くらいの年配女性が1人と、若い女性が3人の計4人。聞こえてくる言葉から、どうやら中国人のグループであることがわかりました。 読者さんは「ここは私たちが予約してるから、出てい

    中国人とのトラブル体験談からわかる、「ルールはルール」をわかってもらう難しさ|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/10/01
    中国においては「ルールはルールだが、それを解釈するのは自分であり、状況に即してルールを破ってもいい」「ルールが現実に即していなければ、現実の方を優先すべきである」というような考え方
  • 中国を知っていると相対的に評価が上がる国があるらしい|華村@中国

    今日は短めの、ちょっとしたコラムです。 +++++ 昨日は安倍晋三元首相の国葬でした。 僕は国葬をめぐる議論や賛成・反対の論争とはなるべく距離をとり、国葬のこと自体をなるべく気にしないように心がけていました。そういう風に自分とは関係のないことにしておかないと、なんか疲れる気がしたからです。 よって昨日も国葬の中継やニュースなどを見ることもなく、淡々と過ごしていたのですが、最近いつも見ている日在住の中国人ジャーナリスト・王志安さんのチャンネルで取り上げられていたので、少しだけ見てみることにしました。 僕自身、国葬の様子自体には「ああ、こんな感じだったんだ」以外に特に感想はなかったのですが、一緒に見ていた嫁がちょっと印象的なことを言ったので、今日はそれについて書いてみたいと思います。 +++++ 嫁は、国葬に反対する人々のデモの様子を見てこう言いました。 こんなふうに反対のデモをやっても、警

    中国を知っていると相対的に評価が上がる国があるらしい|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/09/29
    ウクライナへの進行開始以来、自国民への統制を強めているロシア。日本の報道でもその「恐ろしい」様子が伝えられていますが、中国のそれを知っているものからすれば、ロシアのやっていることはガバガバです。
  • 「いじめられっ子」としての中国の自画像|華村@中国

    最近はロシア関係でメディアにも多数出演している軍事評論家、Twitterでは丸の内炒飯OLとしても知られる小泉悠さんによる、ロシアおよび現在のロシアウクライナ戦争に関する対談です。 さまざまなジャンル・業界の人々との多方面にわたるお話が展開されており、知的好奇心を満たしつつ、いまの戦争や世界に対する解像度を上げることができる、というおトクなに感じました。それぞれの対談ごとにサクッと読めるようになっているのも、それほど読書家でない僕にはありがたかったです。 +++++ たくさんの対談のなかでも特に僕が面白く読んだのは、翻訳家でテレビプロデューサーのマライ・メントラインさんと、中国関係を中心に活動しているルポライターの安田峰俊さん、そして小泉さんというお三方の対談です。 ロシアという国をめぐって、マライさんと安田さんがドイツ中国の視点を交えながら、今回戦争に向かったロシアが外の世界から

    「いじめられっ子」としての中国の自画像|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/09/28
    中国自身にとっては「いじめられっ子」としての自己防衛が、それ以外の世界から(特に先進各国から)は、世界を支配下に置こうとする傍若無人な振る舞いに見えている。 この中国自身とそれ以外との目線のギャップ
  • それでもパクリをやめない中国人の心理とは|華村@中国

    ミニッツメイド(左、中国正規品)の隣に、限りなくミニッツメイドっぽいロゴの何か(右)を置くコンビニ。 パクる側の気持ちにもう少し配慮してあげたほうがいいと思う(違) pic.twitter.com/ZlcvIcDryi — 華村@中国 「中国を言葉にするマガジン」ほぼ毎日更新中 (@stwtcpld) September 24, 2022 写真左側の飲料のロゴにある「美汁源mei zhi yuan」というのは、日でもお馴染みの「ミニッツメイド」のことで、コカ・コーラ旗下のフルーツジュースを中心とした飲料ブランドです。 ミニッツメイドは中国でも展開されており、上記ツイート以外のものにもたくさんの商品があります。 いっぽう、その隣に写っているのは「沙加乐」というブランド。聞いたことも見たこともないうえに、ロゴをよく見ると、限りなくミニッツメイドのそれに近いものになっているのがわかります。 ち

    それでもパクリをやめない中国人の心理とは|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/09/26
    有名であるように見せかけるインセンティブが強い/バレてからどうかすればいいと思っている/まだまだ意識が浸透していない、人の多い中国/中国の人々が目覚める時が来ると日本などまるで太刀打ちできなくなるかも
  • なぜ中国人はないものを「ある」というのか|華村@中国

    【お詫び】 毎度ご愛顧頂きありがとうございます。こちらの商品をお求めのお客様にお詫びとお知らせです。 中国側より在庫があると回答があったにも関わらず、実際には在庫はなく、発送トラブルが発生しております。別の方法で手配をしておりますので、もうしばらくお待ち下さい。申し訳ございません。 pic.twitter.com/kHwELrSmPm — 旗袍専門店 Qpao🇭🇰王家衛シリーズ販売中 (@Qpao_theshop) September 17, 2022 最近新しく立ち上がった、おもに旗袍(チャイナドレス)を中国から買いつけて日に販売するQpaoというサービスによる、お詫びの文章です。 中国側の工場なりセラーなりに商品の在庫を確認し、確保したうえで売り出したつもりが、いざ注文が入って連絡したら「在庫? そんなものないよ」と言われてしまったようです。おまえは関羽か。もしくはトニオ・トラサ

    なぜ中国人はないものを「ある」というのか|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/09/19
    日本の消費者なら「なんでないものをメニューに載せているんだ、それならそれで事前に説明しておけ」くらい言いそうな場面ですが、少なくともこれで怒っている中国人は見たことがありません。
  • 新疆でのロックダウン措置に感じた「恐ろしさ」の話|華村@中国

    少し前には、SNSなどでも話題になっていた日に滞在する中国人留学生がエイズの感染を故意に広げようとしたという週刊現代の記事について、疑義を述べる動画を出していました。ていねいな周辺調査の上、この記事の内容が事実である可能性は低いとしています。 中国語の勉強をしている人には、この王さんのチャンネルを強くおすすめしたいです。 さすがはもともと中央の報道機関にいただけあって、王さんの話す中国語は非常に洗練された普通話だし、語り口も落ち着いているので聞きやすいです。登場する語彙も適度に日常性のあるもので、初〜中級者でも安心して聞けます。 また、過度に政治的な色がついておらず、できるかぎり中立的な観点から時事問題を取り上げる中国語のメディアおよびチャンネルというのは、実はそれほど多くありません。中央寄りのものか、逆に過剰に反体制的なものになってしまう場合が多いです。中国語を学びながら中国のことにつ

    新疆でのロックダウン措置に感じた「恐ろしさ」の話|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/09/16
    情報統制による影響は、出来事に関する情報そのものが秘匿されることだけではなく、そもそも類似の出来事に対して関心を持たないように人々の思考や行動を変えてしまう。そこにこそ、その恐ろしさの本質があります。
  • 中国は自由か否か。食い違う「ウチ」と「ソト」の視点|華村@中国

    中国は自由な国か」と問われたとき、あなたはどう答えるでしょうか。 日に住み、中国について一般的な知見を持つ人は、「中国は自由がない国だ。国民が選挙でリーダーを選ぶ権利がないし、政府の批判をすることさえ許されない。また、国が国民の個人情報を集めていて、プライバシーもない。そんな国の、どこが自由なのか」と、おおむねこのように考えるのではないでしょうか。 対して、当事者である中国人に同じ質問をすると、その多くは「中国は自由な国だ」と答えます。そのロジックはさまざまですが、ともあれ知る限りでは中国の人々はおおむね、諸外国に比べて中国が特別に不自由だとは感じていません。 このい違いは、どこから生まれるのでしょうか。 「中国には自由がない」ことへの中国人の各種反論たとえば「国民が政治を批判できない」ことを指摘されたときの中国人の反応は、9割がた「そんなこと(政治批判)をできなくたって、普通の人は

    中国は自由か否か。食い違う「ウチ」と「ソト」の視点|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/09/14
    中国における「自由」を享受するには、絶対に踏み越えてはいけないルールを守ることや、逆にどこまでならルールを踏み越えていいのかを上手に見極め、的確に嗅ぎ分け、その中を上手に泳いでいく能力・感覚が必要
  • 「商売が始めにくくなった」とぼやく友人、そして中国の静かな変化|華村@中国

    友人に、いろんな商売をして生計を立てている中国人がいます。 業、というか収入の軸は普通のサラリーマンとしての給料なのですが、副業として店を持ったり、タオバオなどのECでどこぞの国のアクセサリーを仕入れて売ってみたり、アプリを作って広告費で儲けようとしてみたりなど、いろいろやっています。なかには上手くいくものもありますし、失敗するもの、すぐにやめてしまうものもあるようです。 もともと、中国の人は副業で自分の収入を増やすことのほか、資産防衛や投資などにとても熱心です。普通にサラリーマンだけをやっているだけという人はむしろ珍しい……というとちょっと言い過ぎかもですが、業以外に収入の柱を立ててリスク分散をしていかないとダメだよね、という考えはかなり普遍的なように思います。 そんなわけで、僕はいつも楽しそうにいろいろなことにチャレンジしていることをうらやましく思ったり、逆にもうちょっと慎重にやれ

    「商売が始めにくくなった」とぼやく友人、そして中国の静かな変化|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/09/12
    昔は許可らしい許可もいらなかったし、やる気があればなんでも自由に始めることができた。それがいまは、どんどん厳しくなってきているそうです。「ルールと黙認」で成りたっていた中国像も変わりつつあるのかも
  • 中国の「ソト」に身を置かなければ、中国について語れなくなっていること

    以前は中国の国営放送であるCCTVに勤務し、いまは日を拠点に活動しているジャーナリストの王志安さんへのインタビューです。 王さんはかつて、CCTVで中国社会の闇に切り込むような優れたドキュメンタリーをいくつも手がけてきた人物です。しかし、近年では強まる報道規制のもとでそういった番組づくりが自由に行えなくなり、退職を決意。その後は日に移り住み、現在はYouTubeを中心として活動しています。 僕は恥ずかしながらこの王志安さんについてまったく知らず、こんなすごい人がいるんだな、という感想を持ちました。 YouTubeについても、場合によっては逆張りとしての「反中」に終始してしまうことも多い、在外中国人による中国評という分野において、決して偏ることなく、地に足をつけて中国について語るもののように思えました。 +++++ 王志安さんがCCTVを辞職し、日に来ることを決意したのは、前述のように

    中国の「ソト」に身を置かなければ、中国について語れなくなっていること
    isrc
    isrc 2022/09/10
    かなりバランスの取れた形で中国で起こっていることを批評し、中国が闇として抱えている部分を、誠実に伝えようとしていると思います。これくらいの人でも、もう中国国内で中国のことを健全に語ることができない
  • vpixiv事件の「呪文」は、本当に有効なのか?|華村@中国

    イラスト小説の投稿サービスである「pixiv」について、その内容をほぼそのままミラーした「vpixiv」というサイトが発見されました。もちろんpixivの許可など取っているはずもなく、無断転載にあたるものです。 そして、それがおそらく中国から行われているものだ、ということもわかりました。pixiv来、中国側からのアクセス規制により通常の方法では中国国内から閲覧することができないのですが、それを回避して中国から見られるようにする意図のものと思われます。 このことが日のネットで騒ぎになり、すぐにpixiv側がデータ取得リクエストを遮断する措置をとりました。現在では当該サイトを訪れても、「このサイトは永久に閉鎖しました」という旨のメッセージ(中国語)が表示されるのみになっています。 +++++ この騒動に絡んで、無断転載への対策として「天安門事件」や「台湾独立」などの中国国内で

    vpixiv事件の「呪文」は、本当に有効なのか?|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/09/02
    無断転載への対策として「天安門事件」や「台湾独立」などの「呪文」が機能したのかどうかには、少し疑問が残る/それほど万能なものではない/「呪文」を運用することには、別種のリスクもある
  • 中国、「ただしさ」でエスカレートするネットの日本叩き|華村@中国

    先月のnoteでは、中国でのネットを中心とした「日叩き」にまつわる、いくつかのトピックについて書きました。 現在も状況は基的に変わらず、たとえばマイクロブログの微博で「日」と検索すれば、ほぼ毎日何かしら日に関してネガティブなトピックが見つかります。 そのほか、抖音や快手などのショートムービーアプリで日関連のものをうかつに見ていると、日で生活する若者のほほえましい投稿などに混じって、日を口汚く罵るような内容のものが飛び込んできます。 おどろおどろしい音楽や映像とともに、デカデカとしたテロップで過去・現在の日の「悪行」を紹介するものや、「日人にこんなことをしてやったぜ!/言ってやったぜ!」と自慢するような、胸糞の悪いムービーが流れてきたりするのです。 まあ、そういった内容のものが目に入ってきてしまうのは別にいまに始まったことではないのですが、その内容はどんどんエグく、エスカレ

    中国、「ただしさ」でエスカレートするネットの日本叩き|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/09/01
    訪れているのは「あの人の言っていることには違和感があるけど、それを表明したら差別者と思われるんじゃないか」「少しでも悪く言ったら、吊るし上げられて正義の炎に焼かれるんじゃないか」とみんなが怯える世界
  • ある母子の会話に見る、中国的価値観|華村@中国

    興味深い中国の動画を見つけました。 中国のサイトであるせいかうまくリンクが貼れないので、ここに文中リンクにしておきます。よろしければ見に行ってみてください。おそらく中国語があまりわからなくても、おおまかな意味は把握できると思います。 動画は、ある中国人の男の子が大声で泣いているところから始まります。母親(と思われる女性)はその子に、なぜ泣いているのか聞きます。そこから始まる会話を、翻訳付きで文字起こししてみましょう。 母:你说,咋的? (どうしたの? 言ってみなさい) 子:外国把圆明园给烧了中国还不还手! (外国のやつが円明園を焼いちゃったのに、中国は仕返ししてないんだ!) 母:你生气啊。 - 子:嗯。 (そのことに怒ってるの? -  うん。) 母:那不因为中国当时落后吗。落后人欺负吗。 (それは、そのときの中国が遅れていてダメだったからよ。だからいじめられたの。) 子:现在中国强大了,为

    ある母子の会話に見る、中国的価値観|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/08/31
    「いじめられているということは、弱いんだ」とか「弱いものはいじめられても仕方ないんだ」というような、主客が転倒したロジックを臆面なく口にする人が多い/中国の人々は弱者を顧みることが非常に苦手
  • 中国(大陸)人の嫁と、台湾について話したことの記録|華村@中国

    先日、中国(大陸)人の嫁と、台湾について少し話し込みました。 これだけ書くとなんということはないのですが、台湾のことは大陸の中国人にとっては一種のタブーのような扱いとなっており、まともな議論が成り立つことのほうが少ない話題です。中国で暮らす在中邦人の中には、たとえ配偶者・近親者であっても台湾のことは話題に出さないという場合も少なくありません。 そんななかで、嫁と「普通に」話ができたことはちょっと貴重だと思っています。大陸の人が、自分の言葉で台湾について語ってくれたのは非常に意味があることだと思い、その一部をシェアしてみることにしました。 大陸の人によく見られるような過激な愛国心の発露(の、ように見えるテンプレート的受け答え)ではなく、かといって日人やその他の国々の人が考える台湾観とはまったく異なる視点から淡々と語られるその内容を、ぜひお読みいただきたいと思います。 台湾中国か否か——ま

    中国(大陸)人の嫁と、台湾について話したことの記録|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/08/27
    台湾のことは大陸の中国人にとっては一種のタブーのような扱いとなっており、まともな議論が成り立つことのほうが少ない
  • 「日本に帰ったら真っ先に行きたい店」を考えていると、それでいいのかと思えてきた話|華村@中国

    林伸次さんが、5年ぶりに日に帰ってくる人をどんなお店に連れて行くのか、というテーマでnoteを書いていました。 ああ、さすがオシャレというか、素敵な楽しみかたを思いつくなあ……なんて思いました。こんな人に東京を案内してもらいたいな、なんて不遜にも思ってしまいました。いや、お酒飲めないのでアレですけど。 僕が日で行きたい店は「チェーン店」だったさて、同じく年単位で日に帰っていない僕がもしいま日に帰ったら、どんな店に行きたいかな……と考えてみたのですが、そこで真っ先に思いついたのは「飲チェーン店巡り」でした。 要はオシャレな有名店とか、隠れ家的な名店とかよりも、チェーンのファミレスであったりとか開店寿司屋みたいなところを一通り巡りたいと思うのです。王将とか、丸亀製麺とか、くら寿司とかそういうお店です。この前も、なかやまきんに君がびっくりドンキーをべる動画を見て「ああ〜日に帰りてえ

    「日本に帰ったら真っ先に行きたい店」を考えていると、それでいいのかと思えてきた話|華村@中国
  • メイソウ(名創優品)をとりまくドタバタについて。醸成される「叩いてもいい日本」の雰囲気|華村@中国

    メイソウとは生活雑貨の製造・販売チェーンを運営する企業で、「日風」「日品質」を売りにしつつも、実態はまったくの中国企業ということで知られていました。そのメイソウが今後は「去日化」、つまりブランディングとして日的な要素を排除していくという声明を出したのです。 きっかけは先月末ごろ、メイソウが運営する国外(スペイン)のInstagramアカウントで、中国の旗袍(チャイナドレス)を着たマスコットを指して「これは「日の芸者」である」という紹介をしてしまったことにあります。 おそらくは現地のスタッフにアカウントの運営を任せていたことによるミスでしょうが、これが中国のネットユーザーの目に留まり、「中国の伝統ある旗袍を日の芸者として扱うとは!」と、あえなく炎上。 その後、メイソウのさまざまな要素が槍玉に上げられて炎上は拡大、収拾がつかなくなったところで今回の「去日化」の発表に至ったようです。

    メイソウ(名創優品)をとりまくドタバタについて。醸成される「叩いてもいい日本」の雰囲気|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/08/22
    こういった「なんとなくの嫌日的な雰囲気」が今回のような騒動で強まり、最終的には政治的に利用される(国内の不満をそらし、ぶつける対象とされる)可能性がなきにしもあらずなのが中国の怖いところ
  • 民意と政治が引き起こすこと、これからの中国で起こるかもしれないこと|華村@中国

    第二次大戦についてをいくつか読むうちに自分が想像していたものと実際はずいぶん違っていたと思うようになりました。以前は、軍部に影響された政府が嫌がる国民や反対するメディアを押し切って戦争に引き摺り込んだというイメージをもっていました。 — Dai Tamesue 爲末大 (@daijapan) August 15, 2022 しかし、当時の新聞や文化人の論調を見ていると、弱腰の政府に不満を覚える国民と、それに煽られるまたは煽るメディアによって不満の空気が醸成されていき、一定歓迎する空気の中で戦争に突っ走っていたという側面があったのではないかと考えるようになりました。すると反省の仕方がまるで変わります。 — Dai Tamesue 爲末大 (@daijapan) August 15, 2022 前世紀に日が始めてしまった悲惨な戦争は、政治の暴走だけではなく、ある種の民意によって後押しされた

    民意と政治が引き起こすこと、これからの中国で起こるかもしれないこと|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/08/20
    民主的な手続きを経ずになんとなく汲み取られた「民意」と、それに応えようとする中央の、ある意味での忖度。それが、中国の行動を決めます/日本は怒らせても影響が少ない都合のいい対象/どこかでよくない形で爆発
  • Twitterのアルゴリズム変更は、「僕たちには「ソト」に向けた自由は早すぎた」ことの証明かもしれない|華村@中国

    最近Twitterの仕組みが変わって、 音楽とかの活動を頑張ってる人達のツイートが急激に伸びなくなっているそうです。 かなりえげつない状況なので 何が起きてるか知って頂きたくまとめ画像作ってきました。 ちなみに当方も活動開始初月以下の記録的な終わりっぷりです。 はよ…元に戻して…?🥹 pic.twitter.com/xWyd8kdVHQ — 苫(トマ)@透明1人バンド🧊 (@TomaMusicAct) August 16, 2022 ざっくりいうと、ツイートが普段リプライなどのやり取りをしている人以外のところにはかなり届きにくくなるよう、仕様が変更されてしまったようです。 上のツイートもそうですが、この件に関しては改悪だという意見の方がTwitter上では多いようでした。特に自分で何かを発信したり、文章や絵を発表したりしている人にとっては拡散力が弱まるのは死活問題だということで、議論が

    Twitterのアルゴリズム変更は、「僕たちには「ソト」に向けた自由は早すぎた」ことの証明かもしれない|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/08/19
    中央による統制という「アルゴリズム」を決して擁護はしないし、その中にいることが幸福だとは言いたくないが、かといってそこにいる人を不幸だと断じることもしたくない。少なくとも、是々非々で考えるべきである。
  • コロナ対策、これでいいのか? と思っている話|華村@中国

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    コロナ対策、これでいいのか? と思っている話|華村@中国
  • 中国で浴衣の女性が連行された件。これは自由の終わりではなく、自由の終わりの始まり|華村@中国

    【女子穿 #日式浴衣 街头拍照】 【被公安怒控“#寻衅滋事”带走】 一名公安近日对一名穿日式浴衣拍照的女子咆哮,说她没穿“汉服”,称她寻衅滋事,将她带去派出所时还粗鲁撕了她的浴衣。女子事后说她在派出所做了五小时笔录,照片被删除,衣服被没收,感慨說“原来我从来都没有 #穿衣自由、#言论自由”。 pic.twitter.com/dP2UQlq6FR — 自由亚洲电台 (@RFA_Chinese) August 15, 2022 8月10日、浙江省・蘇州市の准海街という場所で、日の浴衣を着た女性が友達と写真を撮っていたところ、突然警察官に声をかけられました。話をするうちに警察官は「中国人のくせに漢服を着ず、和服(注:和服と浴衣の区別がついていないものと思われる)を着るとは何事だ!」と女性を怒鳴りつけました。 「なぜそんな大声を出すのか」と抵抗する女性に対して、警察官は「尋衅滋事」(公序良俗に反

    中国で浴衣の女性が連行された件。これは自由の終わりではなく、自由の終わりの始まり|華村@中国
    isrc
    isrc 2022/08/16
    こういった何気ないことを機にどんどん自由の範囲は狭まり、闊達にものを語ることの健全さは失われていくのだろう。この程度のことでもタブーが発生するなら、もっと大きなことについて語るのであれば何をかいわんや