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ブックマーク / masui.blog.jp (10)

  • 印鑑に対する外国人の反応 : 続・ユビキタスの街角

    認証の研究してるイギリス人とブラジル人に「日では認証のために特殊なスタンプを使ってるんだって?」と聞かれたので何のことかと思ったら普通のハンコの話だった。どのようなもので、どのように使われてて、実印や印鑑証明というものもあって、云々と説明してたら「大変興味深い!」と驚かれてしまった。普通の欧米人から見るとハンコなどというものはアッシリアの遺物ぐらいに見えるのかもしれない。 「誰が証明すんねん?」とか「なんぼでも偽造できるんとちゃうん?」とか色々もっともな疑問に答えるのが大変だった。私らだって好きで使ってるんとちゃうわい! 日で自分のハンコを作って帰る人もいるようだし、 日からの土産に三文判を持っていくと意外とウケるのかもしれない。 どうせ読めないのだから、複雑な名前の三文判にするといいだろう。

    印鑑に対する外国人の反応 : 続・ユビキタスの街角
    isrc
    isrc 2016/08/29
    実印や印鑑証明というものもあって、云々と説明してたら「大変興味深い!」と驚かれてしまった。普通の欧米人から見るとハンコなどというものはアッシリアの遺物ぐらいに見えるのかもしれない
  • 秘密の質問 : 続・ユビキタスの街角

    パスワードを忘れたときのために「秘密の質問」を設定できるようになっているサイトがある。 「母親の旧姓は」とか「はじめてのペットの名前は」のような質問が用意されていることが多い。 こういう認証方法が危険であることは最近はよく認識されている。 母親の旧姓ぐらい調べればすぐわかるから、 誰かの母親の旧姓を調べてからそのアカウントにログインを試みて、 「パスワード忘れましたぁ」とか言えば簡単にアカウントを乗っ取れるかもしれないからである。 もう少しマトモな質問を作ったとしても統計的に考えたりして答がわかってしまうこともあるので、 そもそも秘密の質問みたいなものを使うのがダメだと考える人も多い。 それをテーマに 博士論文 を書いた人がいるぐらいである。 そんなわけで秘密の質問は最近全く評判が悪くて、 秘密の質問を認証に使うと言っただけでそのシステムは駄目だと思ってしまう人もいるようである。 しかしそ

    秘密の質問 : 続・ユビキタスの街角
    isrc
    isrc 2016/08/29
    最近秘密の質問を認証に使うと言っただけで駄目だと思ってしまう人もいるようである。 しかし普通に使われているパスワードだって 「あなたの秘密の文字列は何ですか」 という秘密の質問の答みたいなものだ
  • シミュレーションを多用するプログラミング入門 : 続・ユビキタスの街角

    宝クジのシミュレーションのようなものは 簡単なプログラミングで実験することができる。 以下のような航空機座席問題はどう解けば良いだろうか? 航空機座席問題 100人乗りの飛行機があり,乗客は100人いる 搭乗券には席番号が書かれている 最初に乗った客がチケットをなくしたので適当に座ることにした 次の客は自分の席が空いていればそこに座る,埋まっていたら適当な席に座る.次も同じ... 最後の客が自分の席に座れる確率は? この答が直感的にわかる人は少ないだろうが、よく考えれば計算して納得することはできる。 しかしシミュレーションすれば大体の答はすぐに判明する。 上の問題はよく考えれば答がわかるのだが、少し変えた以下の問題だとどうだろうか。 航空機座席問題2 100人乗りの飛行機があり,乗客は100人いる 搭乗券には席番号が書かれている 99%の人はきちんと自分の席に座ろうとするのだが、1%の人は

    シミュレーションを多用するプログラミング入門 : 続・ユビキタスの街角
    isrc
    isrc 2016/08/22
    ちょっとしたプログラミングができれば問題をすぐに解けるのにプログラミングできないとわからないままになるような問題は多い気がする。 楽しく解きながらプログラミングを勉強するような入門本があればいい
  • 三角関数は何故重要か : 続・ユビキタスの街角

    三角関数なんか勉強してもしょうがないみたいな発言が問題になったことがあったが、 では何故学ぶ必要があるのか人に聞いてみても明確に答えてもらえることが少ない。 三角関数をよく使う人は「なんとなくいろいろ便利じゃない?」ぐらいに思ってるようだし、 ふだん使わない人は 高校で「加法定理」みたいなものを覚えさせられたために 面倒な割に不要なものだと印象づけられている気がする。 私の理解では、三角関数が重要なのは 振動や回転の理解や計算に必要 だからである。 世の中に振動するものや回転するものは無限にある。 力を加えたら反発するような性質をもつものは沢山あるが、 そこでは必ず振動や波が発生する。 実際、音も光も電気も振子も何でも波であり、三角関数で計算できる。 「幅1mのドアを半分開けたら何センチ飛び出すか」のような簡単なものから 3次元コンピュータグラフィクスのような複雑なものまで、 回転するもの

    三角関数は何故重要か : 続・ユビキタスの街角
    isrc
    isrc 2015/11/09
    私の理解では、三角関数が重要なのは 振動や回転の理解や計算に必要 だからである。世の中に振動するものや回転するものは無限にある。
  • ユーザインタフェース研究の意義 : 続・ユビキタスの街角

    私は長年計算機のユーザインタフェース手法について研究しており、 自分で作った テキスト入力システム や Wiki や メーリングリスト管理システム や 画像キャプチャシステム や 予測インタフェースシステム などを毎日便利に使っているのだが、 他のユーザインタフェース研究者が作ったシステムに普段どれだけお世話になっているか考えてみたところ、 ひとつも思いつくことができなかった。 もちろんパソコンのOSや言語処理系やGUIには毎日お世話になっているし、 ブラウザや様々なWebサービスにもお世話になっているし、 各種のElispプログラムやブラウザ拡張機能などにもお世話になっているのだが、 ここ何十年かのユーザインタフェース関連学会で論文として発表されたシステムを自分は全く使ってないことに気付いて愕然としてしまった。 たまたま自分だけがそういう状況なのかと思っていろんな人に聞いてみたのだが、

    ユーザインタフェース研究の意義 : 続・ユビキタスの街角
    isrc
    isrc 2014/09/09
    ユーザインタフェースの研究を行なってる人達が、 これまでのユーザインタフェース関連の研究結果をほとんど常用していないのであれば、 ユーザインタフェースの研究など全く無価値なのではないかと思ってしまう
  • はじめてiPhoneを見たときの感想 : 続・ユビキタスの街角

    2006年に渡米してAppleで働くことになったのだが、 2006年10月ごろに発売前のiPhoneを見せてもらったとき感じた感想を書いてみる。 (この感想は2006年10月のものであり、最近編集したものではない。iPhone発売は2007年1月。) iPoneはPIMとしては論外である。 自分がPalmを使ってたときと比較すると問題点がはっきりする。 Palm上では以下のような使い方をしていた。 がんがんメモをとる (POBoxを使う) インターネットと同期しつつ数千のメモを管理する メモ間のリンクを張る (PalmWikiを使う) 大量のメモをインクリメンタル検索する (Q-Pocketを使う) 階層的にフィルタリングしながらズーミング検索 (LensBarを使う) 漢字テキストもローマ字で検索 (Migemo機能) iPhoneはこのようなPIM機能を全く持っていない。 Palmでは

    はじめてiPhoneを見たときの感想 : 続・ユビキタスの街角
  • ユーザインタフェース研究者という仕事 : 続・ユビキタスの街角

    作曲家という仕事という記事を読んで、こんなことを考えてしまった。 ♪そんな中でいまだに変なユーザインタフェース研究が生き残っているというのは、どうなっているんでしょうか? これは、皮肉と言うしかないんですが、ユーザインタフェース業界では、ユーザが使ってくれる、実際にビジネスしてる人が支持してくれる、というシステムを作ってもどうしようもないことになってしまった。 つまり「システムの有用性」だけで生き残るのは不可能であると言うことになってしまったんです。では、どうするか?と言うと、互助会的な(むかしのフリーメーソンみたいな)組織を作って、架空の「権威」を作るしかない。ユーザインタフェース研究教を信じる秘密結社みたいなものですね。 まず、「使えないから流行らない」というのを逆手にとって、「使えないのではない。高度なので専門家にしか分からないのだ」という詭弁を繰り出す。そして、「一般の人には無理で

    ユーザインタフェース研究者という仕事 : 続・ユビキタスの街角
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    isrc 2014/02/17
    「システムの有用性」だけで生き残るのは不可能であると言うことになってしまった/互助会的な組織、架空の「権威」。ユーザインタフェース研究教を信じる秘密結社みたいなもの
  • ズーミングユーザインタフェース : 続・ユビキタスの街角

    ズーミングユーザインタフェース(ZUI)と呼ばれるインタラクション手法の研究が流行したことがある。 1993年、 無限にズーミング可能な二次元画面を利用して情報管理を行なえる Pad というシステムをニューヨーク大学の Ken Perlin が ACM SIGGRAPH で発表したのが契機となり、 パソコン画面上での新しいユーザインタフェース手法を模索していた多くの研究者が 「ポストWIMP」の最有力候補としてZUIに期待したものである。 (WIMPとは Window / Icon / Menu / Pointing deviceを用いる 一般的なグラフィカルインタフェース手法のことである) ZUIには様々なメリットがある。 無限に画面をズームして情報を書き込むことができるので無限に大きな情報を扱うことができる 階層型に管理された情報は簡単に画面上に配置することができる。 たとえばディスク

    ズーミングユーザインタフェース : 続・ユビキタスの街角
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    isrc 2013/11/03
    ZUIには様々なメリットがある。無限に大きな情報を扱うことができる/階層型に画面上に配置できる/ズーミング操作は可逆的であるので、容易にundo操作を行なうことができる
  • 研究開発のスピード感 : 続・ユビキタスの街角

    良いアイデアを思いついたので、 さっさと実装して論文書こう! と思ったのだが、 今(2013/10)から実装して/実験して/論文書いて/首尾よく採択されて/発表するとなるとスケジュールは以下のようになりそうである。 2013/10 実装開始 2013/11 実装完了/評価実験開始 2014/9 CHI論文投稿 2014/12 CHI論文採択 2015/5 CHI論文発表 つまり19ヶ月かかってやっと論文発表が可能になる。 これはいくらなんでも遅すぎるだろう。 同じものを実装してすぐにWebで公開したとすると、 以下のように話が進む可能性がある。 2013/10 実装開始 2013/11 公開開始 2014/1 人気爆発 2014/2 会社設立 2014/4 エンジェル資金調達 2014/6 VC資金調達 2014/12 業績不振で終了orz まぁ普通はこれほど高速に話は進まないだろうがスピ

    研究開発のスピード感 : 続・ユビキタスの街角
    isrc
    isrc 2013/10/28
  • クリアファイル整理法 : 続・ユビキタスの街角

    20年ぐらい前に「超整理法」という書類整理手法が提案されてかなり話題になり、 現在も似た方法を利用している人は多いようだが 「超整理法」による書類の整理には以下のような問題がある気がする。 封筒にタイトルを書くのが面倒 封筒の中身が見えない 古いファイルを捜すのに時間がかかる 古いファイルの存在に気付かず同じファイルを作ってしまう可能性がある 封筒のサイズはA4より大きいのでA4用の棚で整理しにくい 計算機が充分普及した現在、 以下のような方法でもっと単純に書類の管理ができる気がする。 大きく番号を書いたクリアファイルに書類を入れる クリアファイルを番号順に並べる 番号と中身の対応をファイルかWebに書いておく これだけである。 これは非常に単純な方法であるが、以下のようなメリットがある。 ファイルにタイトルやキーワードを書く必要がない 大きさがA4に揃っているのでA4用の棚や文房具で整理

    クリアファイル整理法 : 続・ユビキタスの街角
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